「デスノート」や「バクマン」で一躍人気になった作家：小畑健と大場つぐみタッグで話題の2021年秋アニメ「プラチナエンド」
物語を左右する重要アイテム：赤の矢が話題です。
「刺されたらどうなるの？」
「物語の中で誰が赤の矢で刺されるんだろう？」
と気になることだらけです。
というわけで今回の記事では、プラチナエンドキーアイテムである赤の矢に焦点を当ててみました。
では、見ていきましょう。
【プラチナエンド】赤の矢で刺されると、刺した相手を好きになる
赤の矢で刺されると、相手は刺した人間を好きになります。
その威力は凄まじく、敵であっても寝返ったり、元々好きな相手ならば、より一層好きになるとのこと。
そもそも赤の矢とは？というあなたに軽く説明しましょう。
赤の矢はプラチナエンドに登場する天使の道具の一つです。
２級以上の天使は全員持っているらしく、神候補へ授けることが可能です。
先にも解説したように、赤の矢刺した相手を自分の虜にすることができます。
しかし、これには期限があります。
赤の矢を刺してから33日間という期限つきです。
33日経つと、刺さった矢は持ち主の元へ戻っていきます。
そして矢の本数にも限りがあります。
一度に使える矢の本数は14本までです。
逆に言えば、一度に14人まで自分の虜にすることができます。
それ以上使いたい場合は、33日間期限切れを待つか、もしくは刺した相手が死亡した場合も矢が戻ってきます。
赤の矢をはじめとした天使の道具は、担当天使が神候補の人間に授けることで使用でき、その神候補が亡くなれば担当天使に道具が返却されます。
しかし、神候補が亡くなる前に赤の矢を刺していると、天使道具は返却前に優先的に赤の矢を刺した人物へ譲渡されます。
ちなみに、神使候補以外の普通の人間にも赤の矢を渡して使わせることが出来ます。
その方法は、持たせたい人間に対してあらかじめ赤の矢を刺した状態で、譲渡したい天使の道具を持たせます。
ただし、普通の人間が天使の道具を使える期間は33日間となっています。
このように、赤の矢には、いろんな制約や約束事があるのです。
しかし、この制約がプラチナエンドのストーリーを盛り上げるスパイス的な役割をもっており、神候補たちは赤の矢や白の矢を使って壮絶なバトルを繰り広げていくのです。
【プラチナエンド】刺された人と刺した相手を順番に紹介
ここからは、赤の矢で刺された人、刺した相手を順番にご紹介します。
- 明日の叔母、叔父（刺した相手：架橋明日）
天使のナッセから矢を与えられた明日がまず使用したのは、叔母にです。ナッセ曰く、明日の家族を殺したのは叔父、叔母だというので、赤の矢で惚れさせて白状させました。その後叔母は自殺、同じく赤い矢を刺された叔父は罪を悔いて自首しました。
- ロドリゲス頓馬のまわりの女優（刺した相手：ロドリゲス頓馬）
天使候補に選ばれた芸人のロドリゲス頓馬は、自分の欲求をみたすために赤の矢をまわりの女優に使いハーレムを形成。そこを正義の味方を自称するメトロポリマンに粛清されます。
- メトロポリマンに粛清された犯罪者たち（刺した相手：メトロポリマン）
神候補の１人であるメトロポリマン（生流奏）は銀行強盗などの犯罪者たちを赤の矢や白の矢（相手を苦しませることなく殺す矢）を使って事件を解決し、メトロポリマンはテレビ取材をうけることになります。
- 架橋明日（刺した相手：花籠咲）
神候補の1人で明日の幼なじみで想い人の咲は、いざというときの「翼」になってもらうため明日に赤の矢を使います。もともと明日は咲が好きだったので何も変わらないかと思いきや、思わず告白せずにはいられないほどに好きになってしまうという威力でした。
- 神保球場に現れた偽メトロポリマン（刺した相手：メトロポリマン）
神保球場に現れたメトロポリマン。メトロブルーとイエローが赤い矢を刺そうとしましたが、刺さることはありませんでした。これは、このメトロポリマンが奏本人ではなく、奏が一般の人間を赤の矢を使って虜にしたあと、自分の身代わりに派遣した偽メトロポリマンだったためです。すでに赤の矢を刺された人間は、他の赤の矢が刺さることはない、ということを明確にした非常に重要なシーンです。
- 神候補のちーちゃん（刺した相手：メトロポリマン）
神保球場に現れた神候補の少女・ちーちゃん。メトロポリマンに怯え、メトロブルー＆イエロー（神候補の大学生、畠山・田淵）の仲間になろうとしていたところを奏に赤の矢を刺されて強制的に奏の仲間にされてしまいました。ちなみに、ちーちゃんはこの後、奏に白の矢で殺されてしまいます…。可哀想すぎる…。
- 田淵（刺した相手：メトロポリマン）
神候補の1人、浪人生の田淵（メトロイエロー）は、神保球場で奏との戦闘中に赤の矢を刺されてしまい、奏に忠誠を誓うことに。最後は白の矢で狙われ、赤の矢の効果の限界はどこまでか（死ねと言ったら死ぬのか）という、ある意味、実験のような殺され方をしてしまいました…。
- 日本のとある金持ち（刺した相手：六階堂七斗）
神候補の1人で余命わずかな六階堂が、遺される妻子のために赤の矢をお金持ちの人に刺すことで2億円を援助してもらいました。
- 女子中学生（刺した相手：ミスリン）
奏が脱走させた連続女子中学生殺人犯のミスリン（山田美々々）が、奏から貸与された赤の矢を使い、かわいくない（？）女子中学生を虜にし殺害して回ります。
- グランタワーに駆けつけた警察官（刺した相手：ミスリン）
殺害した女子中学生をグランタワーに遺棄するミスリンは、駆けつけた警察官6人に赤の矢を使って「死体を持って降りて」「誰も上がってこないようにしといて」と命令します。6人のうち、林刑事だけは「大好きなミスリンとはいえ…殺人犯…だぞ…」と赤の矢に気力で抵抗しようとしていました！強い意思を持って入れば、赤の矢の命令に抵抗できる可能性を示唆してくれました。
ちなみに、このときの決め台詞は「ミスリーーンフラーッシュ！！」 「ミスリーーンアターック！！」 「ミスリーーンスターライト！！」「ミスリーーンギャラクシー！！」「ミスリーーンエクセレントーー！！」 とカッコよく？決めていましたが、最後は「ミスリーーン・・・ろーりんぐさんだぁ？」とネタ切れになってしまったようです。
- 探偵（刺した相手：六階堂七斗）
神候補の1人である六階堂がいろんな調査をしてもらうように探偵に赤の矢を使用。底谷一がこの探偵に赤の矢を使用しようとしましたが、刺せなかったことで発覚しました。
- 底谷が憧れていた女子高生（刺した相手：底谷一）
神候補の1人である底谷は、ずっと憧れていた女子高生（クラスメイト？）に赤の矢を使ってキスをすることに成功。しかし直後、鏡に映った自分の醜さに愕然とし、困惑してしまいました。
- 警察官や刑事、警備員、整形外科医、上層学園の女子生徒（刺した相手：底谷一）
神候補の1人・底谷はメトロポリマンに憧れを抱き、その素性を調べるため、赤の矢を惜しみなく使います。その調査の中で、奏は「妹の遺体を生きているように綺麗に保存している」ことがわかります。
- 底谷一（刺した相手：花籠咲）
明日と六階堂をマジックミラーボックスに閉じ込めた底谷。白の矢で狙われ続けていた二人（と六階堂の妻子）でしたが、後から駆けつけた咲が赤の矢を底谷に刺して虜にします。結果、絶体絶命だった明日たちを救うことに成功しました。
このとき、底谷はメトロポリマンに感じている忠誠心によって、赤の矢に逆らおうとしましたが、最終的には咲を目にした際に愛に目覚め、抵抗できなくなりました。やはり赤の矢の力の前に、人の意思は勝てないのかもしれません…。
- 幕松竜二・小日向冬子（刺した相手：メトロポリマン）
元自衛官の幕松と製薬会社の研究員OL（バイオ兵器研究家）の小日向。直接赤の矢が刺された描写はありませんが、「僕に赤の矢を刺されているだけの一般人を おまえらは殺せるのか？」という奏の台詞より、赤の矢が刺されていたと想定されます。この二人だけは「るろうに剣心」にでも出てきそうなんですよね…。
- 架橋明日・花籠咲・六階堂七斗（刺した相手：架橋明日・花籠咲・六階堂七斗）
奏との最終決戦前に、明日たちは互いに赤の矢を打ち合います。それにより、互いに赤の矢は無効となり、白の矢や他の武器類で決着をつけることに。
- 生流奏（刺した相手：結糸向）
メトロポリマンの正体であり神候補の一人である奏も赤の矢の被害者に。プラチナエンド前半の中ボスのような存在で、物語を引っ掻き回していましたが、実は結構前に隙を突かれ、同じく神候補の1人である結糸に赤の矢を刺されていたんですね。あんなにイキっていただけに、ちょっとダサいような…。
- 弓木愛美（刺した相手：花籠咲）
警察関係者である弓木。神候補を捜索し明日と咲のもとに現れましたが、咲に赤の矢を刺され、その後は咲の命令を聞くようになります。
- 南河水清（刺した相手：架橋明日）
奏のクラスメイトである南河も赤の矢に刺されます。ネット上で神候補では？と疑われ、訪ねた明日に赤の矢を刺されます。もちろん神候補ではなく、勘違いなのですが…二人（＋咲）によるすれ違いの会話はアンジャッシュのコントのようでしたね。
- 中海の祖父、父、母、母の浮気相手（刺した相手：中海修滋）
神候補の1人である中海は、病院で寝たきりの祖父と、妻に浮気されて仕事にいけなくなった父、浮気して出て行った母に赤い矢を使って自殺させました。母の浮気相手にも赤の矢を使いましたが、自殺はせずに謝るだけでした。これにより、中海は「本当に死にたい人間を見極められるようになった」と語っています。
- 田中・良永・木村（刺した相手：手毬由理）
神候補の1人・手毬由理についていた3人のSP。メトロポリマン編後自ら警察に投降して隔離生活をしていましたが、他の神候補とのミーティングに参加するためにSP3人に赤の矢を使用して脱出を企てます。ちなみに、この3人以外にも、警察に保護された時点で3矢、神候補だと信用させるために2矢使用済みとのこと。
- 中海修滋（刺した相手：米田我工）
神候補最後の1人である米田のことを盲信している中海に、自分の主張に確実に賛同させるべく、米田教授は念のためにと赤の矢を刺しました。過剰に自身のことを盲信する中海に対して、警戒をする米田教授。非常に冷静な一面と言えるでしょう。
- 星雅也（刺した相手：弓木愛美）
向を狙撃した相手が誰かわからず、星のことを完全に信用してよいのかわからなくなり、恋人であり同僚でもある弓木に赤の矢を刺されることに。厳密に言うと、咲の命令によるものですね。
- 総理大臣（刺した相手：米田我工）
神候補である米田は、自分の作戦を成功させるべく、総理大臣にまで赤の矢を刺すことに。さらに自分が所持していた赤の矢を総理大臣に授け、有能な大臣を従えておくように指示しました。
- 自殺願望者たち（刺した相手：中海修滋）
米田が神候補である明日たちを殺すために行った実験の被害者。白の矢の相討ちが成立するのは何秒のズレまで許容されるのかを図るために、米田は自殺願望のある人たちを使って実験を行いました。どんなことでも可能にする赤の矢、恐ろしいですね。
- 手毬由理（刺した相手：米田我工）
神選び終結後、米田教授が赤の矢を研究・解明するために、助手として働いている手毬に赤の矢を刺して脳波を測るシーンが描かれています。心拍数が急激に上昇し、恋愛ホルモンと言われるフェニルエチルアミンの分泌量も増加するようです。手毬自体は赤の矢なしでも生きていけることで、幸せになったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
赤の矢は刺した相手を33日間自分の虜にできる夢のようなアイテムです。
さまざまな制約がありますが、それを駆使してストーリーが進んでいくのが見ものですね。
たくさんの登場人物が赤の矢で刺されるので、そこも要注目です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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