アニメの考察・感想・ネタバレ

【スラムダンク・黒子のバスケ・あひるの空を比較!それぞれの魅力を解説!

人気バスケットアニメといえば、「スラムダンク」「黒子のバスケ」「あひるの空」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

今回の記事では、人気バスケアニメ3作品を比較し、それぞれの魅力を解説していきたいと思います。

【スラムダンク】とは

スラムダンクは、90年代に大流行したバスケアニメです。

原作は週刊少年ジャンプにて1990年から1996年まで、作者:井上雄彦先生によって連載されていました。

ヤンキー主人公がひょんなことからバスケットボール部に入部し、その面白さにのめりこみ、チーム一丸となって全国制覇を目指すというあらすじです。

漫画連載当時から人気を博し、当時の中高生はスラムダンクに影響を受けてバスケ部に入部する生徒が増えたとかいう噂も耳にしました。

単行本等の累計発行部数は、週刊少年ジャンプの長い歴史の中でも5本の指に入るのだとか。

連載終了後20年以上たった今でも人気は健在で、まさにバスケアニメのレジェンド作品と言っても過言ではないでしょう。

【黒子のバスケ】とは

黒子のバスケは、2010年代前半に大流行したバスケアニメです。

原作は週刊少年ジャンプにおいて2009年から2014年まで、作者:藤巻忠俊先生によって連載されていました。

中学校バスケ会の最強豪校で「キセキの世代」と呼ばれた天才バスケプレイヤーが一目を置く「幻の6人目」が主人公です。

天才たちがそれぞれ違う高校に進むなか、「幻の6人目」である主人公は設立2年目の弱小バスケ部に入部。

同級生大型新人含むチーム全員で「キセキの世代」たちを打倒し、日本一を目指すというストーリーです。

キセキの世代たちのチート能力や、絵柄の綺麗さから、少年漫画作品にもかかわらず女性ファンがとても多かった、ある意味伝説敵な作品です。

【あひるの空】とは

あひるの空は、現在も週刊少年マガジンで連載されているバスケ作品です。

原作者は日向武史先生で、2004年から連載が開始されているという長寿漫画です。

身長149㎝というバスケをするには体格に恵まれていない主人公は、バスケの大会で優勝したいという夢をかなえるため、不良の巣窟だったバスケ部に入部して部員と共に成長していくという青春ヒューマンストーリーです。

最近は作者の体調不良で休載が続いているようですが、物語はまだ続いています(2021年3月現在)。

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スラムダンクと黒子のバスケは似てる?パクリ騒動はあったのか

スラムダンクと黒子のバスケが似ている!?という噂がネットでささやかれた時期がありました。

そのことについて検証してみます。

確かに、キャラクターという意味では、スラムダンクの桜木花道と黒子のバスケの火神大我は類似性を感じさせるような設定の部分が多く存在します。

その他にもぶっちゃけ被っているような部分は見受けられるように感じます。

しかし、スラムダンクと黒子のバスケは、題材こそバスケという共通点はあるにせよ、コンセプトが大きく異なるので、個人的にはさほど気にはならないかなと感じました。

スラムダンクとあひるの空は似てる?パクリ騒動はあったのか

スラムダンクとあひるの空は似ているのでしょうか?

出版社こそちがえど、設定の「バスケ」+「不良」という観点では似ているかもしれません。

しかし、スラムダンクの方があひるの空より努力➡勝利のスピード感が早い印象があります。

あひるの空は、勝利やバスケというよりも、バスケを通じての挫折や成長を丁寧に描写しているイメージがあります。

故に、そこまで似ている印象も少なく、パクリ騒動も無かったのでしょう。

黒子のバスケとあひるの空は似てる?パクリ騒動はあったのか

黒子のバスケとあひるの空が似ている疑惑について検証します。

一時期、あひるの空が黒子のバスケをパクったのではないかと炎上したことがあったようです。

その内容は、黒子のバスケでいう「ゾーン」のような演出がアニメあひるの空での1シーンで公開されていたというものでした。

そのことを発見しいち早く発信したのが、なんとあひるの空の作者:日向先生だったのです。

原作者がパクったのではなく、アニメの表現上かなり似通ってしまったということのようでした。

結論!原作ストーリーの良いところに目を向けよう!

同じバスケットボールという題材を扱っている以上、プレイスタイルや試合の描写が似通ってくるのも、一定は致し方ありません。

それよりも、三者三様の面白さがありますので、そこに目を向けてほしいというのが個人的な感想です。

あなたはこの3つのうち、どのバスケ作品が好きですか?

【スラムダンク】特有の良さまとめ!

ここからは、たくさんあるスラムダンクの良さを、断腸の思いで3つに絞ってみました。

1、バスケアニメの金字塔

バスケアニメと言えば「スラムダンク」という代名詞になっている所でしょう。

スラムダンクが連載を始めた1990年までは、スポーツ作品でバスケットは成功しないといわれていたそうです。

今はバスケットボールは有名で人気のあるスポーツですが、昭和の時代はそこまでメジャーではなかったのでしょう。

そのマイナースポーツと言われたバスケットボールを題材にして、爆発的な人気作品としてジャンプ黄金時代を支えたスラムダンクは、まさにスポーツアニメ・バスケアニメの金字塔と言っても過言ではないでしょう。

2、名言が多い

スラムダンクは名言が多いです。

誰もが知る有名な名言といえば、湘北高校バスケ部監督:安西先生の「諦めたらそこで試合終了ですよ」が知られていると思います。

それ以外にも、例えば三井(中学校MVPから高校で不良になったキャラ)の「安西先生・・・バスケがしたいです・・・」はストーリーを知るとセリフだけでぐっとくるものがあります。

あとはバスケ授業で役立つ名言といえば「左手は添えるだけ」

このセリフを思い出しながらバスケをしていた学生時代を思い出します。

3、バスケ愛が深い

スラムダンクが人気な理由は、そのストーリー展開もさることながら、バスケの描写が緻密であることがあげられると思います。

だからこそ、スラムダンクを読んだ少年少女は、部活でバスケ部を選ぶ率が高まったのかと推測されます(個人的に)

かくいう私もスラムダンクを読んでバスケが好きになった一人です。

読者の心を動かすほどの「バスケ愛」が、スラムダンクからひしひしと感じられるはずです。

【黒子のバスケ】特有の良さまとめ!

続いて、たくさんある黒子のバスケ特有の良さを、絞りに絞って3つあげてみました。

1、絵がキレイ

少年漫画が原作にもかかわらず、絵柄がキレイなことが特徴的な黒子のバスケ。

もちろん、登場人物はイケメンぞろいです。

原作の藤巻先生が絵がお上手ということもあり、漫画で読んでもアニメで見ても、その美しさは際立っていると感じます(個人的に)。

絵柄がキレイな作品が好きな傾向の強い女性にファンが多いのも頷けます。

2、敵キャラがチート

「キセキの世代」と呼ばれている天才敵キャラ達の、バスケ才能がチートすぎてヤバイです。

特にラスボス:赤司は、相手の動きを正確に予想する「天帝の眼(エンペラーアイ)」を駆使して勝ち抜いている天才キャラクターです。

少し先の未来がわかるなんて、まるでジョジョ5部のラスボス:ディアボロみたいですね。

それに加え、能力を最大限に発揮できる「ゾーン」にも、自由自在に入れるというから、まさに無敵キャラです。

3、キャラが立ってる

黒子のバスケに登場するキャラクター達は、キャラが立っています。

このキャラ立ちが、バスケットという素材と相まって新しいジャンルを生み出したといっても過言ではありません。

特に、バスケや試合の合間にふと見せるキャラ達の何気ないしぐさや個性、好みがキャラ立ちを作り上げているんだなと感じて、飽きのこない作品です。

【あひるの空】特有の良さまとめ!

最後に、たくさんあるあひるの空特有の良さを、悩みに悩んで3つに絞りました。

1、等身大の高校生

あひるの空は、先にご紹介したバスケ作品と比べて、リアルな人物描写が散見しています。

主人公たちは高校生で、高校生が悩んでいそうなことや、何気ない高校生活の日常が登場したりと、人間味あふれる作品です。

2、挫折からの成長

あひるの空は、バスケを通して人間としての成長を描いています。

スポーツアニメといえば、同じチームのメンバーひとりぐらい天才肌の選手がいそうなものですが、あひるの空は初期の試合はほぼ負けています。

しかし人間、失敗から何かを学び取り成長するものです。

その様子を丁寧に描写している所が、リアルで面白いと評判なのです。

3、コンプレックス

あひるの空は主人公を含め主要な登場人物は何かしらのコンプレックスを抱えていることが多い作品です。

主人公は身長150㎝ほどと、バスケをするには物足りない体格です。

しかし、そのコンプレックスをばねに成長していく様子は感動を覚えます。

まとめ

「スラムダンク」「黒子のバスケ」「あひるの空」は同じバスケットボール+高校生という題材を扱っていますが、三者三様に個性があって面白い作品です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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