アニメの考察・感想・ネタバレ

【サイコパス3】慎導灼のメンタルトレースを考察!雨との関係についても

サイコパス3期には、慎導灼 監視官が登場しますが、彼の得意技はメンタルトレースです。

今回は、彼のメンタルトレースや、雨との繋がりについて考察してみました。

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【サイコパス3】慎導灼のメンタルトレース

©サイコパス製作委員会
引用元:「サイコパス」公式サイトより

サイコパス3期で新任監視官となった慎導灼は、事件の捜査に「メンタルトレース」という技を使います。

メンタルトレースとは、特定の意識レベルへ入ることで、事件の犯人や被害者が経験したことを見たり感じたりすることができる技のようです。

 

メンタルトレースの特徴

メンタルトレースの特徴としては、

  • 状況からの推理で超能力ではない
  • 誰でも練習すればできる
  • イヤホンで雨の音を聞くとメンタルトレースのスイッチが入る
  • メンタルトレース中はサイコパスが濁らない

というものがあり、サイコメトリーという能力に近いものであると思われます。

 

メンタルトレースは危険を伴う

また、メンタルトレースは、危険な試みでもあるようです。

第2話で慎導灼が被害者のメンタルトレースをしている時、慎導が何をしているか気になった廿六木 執行官は、メンタルトレース中の慎導灼を機械で測定していました。

その際、「危険」という文字が、モニターに映し出されていました。

 

さらに、慎導灼の相棒であるイグナトフも、第1話で「俺がロープを握っていない時に死人のメンタルトレースなんてするな」と慎導灼を怒るシーンがあったり、メンタルトレースで深入りしすぎる慎導灼を、手を叩いてハッとさせ、元の世界へ呼び戻すような仕草も見せています。

このように、メンタルトレースは、危険が伴う技であることが分かります。

 

メンタルトレースで「キツネ」を見ると赤い怪物が出る!?

慎導灼がメンタルトレースをする時、赤い龍のようなよく分からない怪物が現れることがあります。

この赤い怪物が何を意味するのか、今のところよく分かっていません。

ですが、もしかすると、犯人に関わる人をメンタルトレースで見ると、怪物が出るのかも知れません

もしくは、サイコパス3で重要な犯罪組織となっていると思われる「キツネ(名刺のキツネがトレードマークの組織)」たちに関わると、怪物が出るのかも知れません

 

例えば、慎導灼が第1話で、メンタルトレース中に、輸送機墜落事故を図った梓澤を見た時、この赤い怪物が現れました。

梓澤は、輸送機墜落事故を仕立て上げた犯人であり、「キツネ」のマークが入った名刺を持っています。

 

また、第1、2話で慎導灼が殺された被害者のメンタルトレースをする時は、この怪物は現れません。

このことから、慎導灼のメンタルトレース中に見る赤い怪物は、もしかすると、犯人、もしくはキツネの組織に関わると、登場する可能性があると考察しています。

 

しかし、慎導灼が父親を見るときにも、この赤い怪物は現れます。

これが、慎導灼の父親である慎導篤志がキツネと関わりがあったことを意味するのかどうかが気になりますよね。

これが分かると、常守朱が慎導篤志を殺害した理由(疑惑)も見えてきそうですよね。

 

いずれにしても、被害者のメンタルトレースをする際は、赤い怪物は現れないのでした。

 

【サイコパス】雨と慎導灼のメンタルトレースの繋がり

サイコパス3期では、監視官・慎導灼がメンタルトレースをすることで事件の解決に挑戦しているわけですが、灼がメンタルトレースをする際、その特殊な空間では常に雨が降っています。

また、メンタルトレースを始める際、慎導灼は、イヤホンから雨の音を聞いています。

 

公式サイコパスによると、メンタルトレース空間の「雨」は、対象者の心情と連携しているので、雨の表現にもご注意下さいとのこと。

メンタルトレースされる側の人間の心情に合わせて、小雨や激しい雨が降っているのだそうです。

 

第1話のメンタルトレース

サイコパス3の第1話では、ハイパートランスポート社の会計士だった、リック・フェロウズの命が狙われ、輸送機が墜落しました。

慎導灼は、輸送機墜落前に、リックが席を離れていたことを知り、墜落前に何があったのかを知るために、メンタルトレースをします。

 

慎導灼は、横になると、片方の耳にイヤホンを入れ、目を静かに閉じます。

すると、慎導灼は、「雨が降っている」と発言します。

そして、雨のような黒い縦じまと、雨のような白い飛沫が見える空間が出現し、リックが輸送機から落ちていることが分かったのでした。

  

リックに何が起こったのかをメンタルトレースしている時は、繊細で鋭い感じの雨でした。

そして、慎導灼が、落ちる輸送機の動画を取っていた男(梓澤廣一)のメンタルトレースをしている時は、リックの時に比べて、縦じまの黒が強く、繊細さがない代わりに、例の赤い怪物まで登場しています。

 

第2話のメンタルトレース

第2話では、慎導灼がイヤホンから雨の音を聞いていることが、執行官の入江一途によって明らかになります。

そして、被害者であると思われる土谷博士のメンタルトレースシーンでは、焦りが不安を感じさせるような雨の音が聴こえてきました。

 

このように、メンタルトレースと言っても、対象によって異なる雰囲気となっているのですが、雨の降り方や音などに、対象の心境や心情が現れているのでした。

 

【サイコパス】の雨は口ほどに物を言う

サイコパス3期では、慎導灼のメンタルトレースと雨に関係があることについてお話しましたが、私は、サイコパスは1期の時から「雨」に表現性が強く出る物語だなと思っていました。

サイコパス全作を見た方はお気づきかもしれませんが、主人公の監視官が登場する時は、いつも雨なんですよね。

 

第1期では、新任監視官として、常守朱が雨の中遅れ気味で現場に到着します。

そして、監視官の宜野座伸元は、「深刻な人手不足なんで、新米扱いはしない」と常守朱を迎え入れます。

 

第2期(第1期の最終話)では、新任監視官の霜月美佳が、現場に遅れ気味で到着しますが、この時も雨が降っています

監視官 常守朱は、「人手不足だから、フォローはするけど、新米扱いはできない」と自分が配属になった時と同じことを繰り返しています。

 

そして、第3期で慎導灼とイグナトフが新任監視官として現場に到着した時も、例外なく雨が降っていました

単純に、新任監視官の登場を同じ設定で繰り返しているだけと考えてしまえばそれまでですが、雨の中登場する新任監視官のシーンは、いつも何かぐっと来るものがあります。

 

私感では、「雨の中仕事が始まる監視官たち」、というのは、「ようこそ、葛藤の世界へ」とか「普段の生活とは異なる、異質な世界へようこそ」みたいなメッセージが込められているような気がします。

ここから、あなたの本当の人間としての価値が問われます」というような雰囲気を、麗しくもあり、優しくもあり、憂鬱さも兼ね備えた「雨」で表現されているのではないかと思います。

 

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まとめ

サイコパス3に登場するメンタルトレースは、慎導灼の超能力ではない技なのでした。

また、サイコパスに登場する「雨」は自己主張が強く、3期のメンタルトレースでは、特に、対象者の心情=サイコパス数値が表されているということでした。

今後のメンタルトレースの空間や雨のシーンの様子が、楽しみになりますね。

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