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インデペンデンスデイとアルマゲドン比較|共通の深いメッセージ・伝えたいことを考察

インディペンデンスデイとアルマゲドンには、アメリカの独立記念日を意識した背景や、宇宙の中にある地球の認識を高めるメッセージが盛り込まれています。また、破壊されている建物などは、私たちの社会が今後どうなっていくのかを象徴していると言えるでしょう。あなたというヒーローが必要であるという考察についてお話していきます。

インディペンデンスデイとアルマゲドン

インディペンデンスデイとアルマゲドンは、それぞれ異なる性質を持つ映画ですが、双方にはいくつかの共通点があります。

あなたがもし、インデペンデンスデイを好きならば、アルマゲドンも好きだと思います。

双方を比較するならば、「私は○○派!」などと好みが別れるかもしれませんが、片方を好きで、もう片方を嫌うという方は極端に少ないのではないかと思います。

インデペンデンスデイもアルマゲドンも、多くの人を魅了した完成度の高い映画ですが、多くの人々がこの映画に心が動かされた理由は、潜在的な事実が隠されているように思われるのです。

まずは、2つの映画を比較してみましょう。

比較と共通点

公開日

インデペンデンスデイは、初公開日が1996年の7月3日。

アルマゲドンは、1998年の7月1日です。

どちらも、USAの独立記念日である7月4日前に放映されていて、映画を見る限りでも、USAが立ち上がる力強さが描かれており、USAの独立記念日を意識して作られています。

内容

インデペンデンスデイのあらすじは、宇宙からの攻撃を受けたUSAが、結果として宇宙人に勝つというお話です。

アルマゲドンのあらすじは、宇宙から小惑星が地球に向かっているという、地球の危うい状況を、小惑星を爆発させることで地球が助かるというお話です。

どちらも、「宇宙の脅威にUSAが立ち上がり地球を救う」という内容です。

ヒーロー

インデペンデンスデイで、地球を救う主要重要人物は2人います。

1人は、天才エンジニアだけれど出世欲がなく、ケーブルテレビ局で働く男。

そしてもう1人は、宇宙飛行士を夢見る戦闘機パイロットです。

それに比べてアルマゲドンの主要重要人物は、石油掘りのプロです。

共通しているのは、「優れた能力や心持ちを隠し持つ一般人」というところです。

これらはあくまでも、主要な人物ですが、その他に出てくるヒーロー的人物たちのほとんどが「一般人」です。

インデペンデンスデイでは、特にそのことが各場面で強調されており、例えば「ファーストレディーよりもストリッパーをしている女性」、「地位が高い戦闘パイロットよりもお酒ばかり飲んでいた農薬散布の仕事をする男性」の方が地球や人を救うことに貢献していたりします。

これは、ファーストレディーや地位ある人々が役に立たないということなのではなくて、普段それぞれの能力や強い心持ちを表現することなくくすぶっている人々が結局最後には活躍していくということの象徴なのです。

つまり、地球が滅びるかもしれないという最後の最後のヒーローは、普段能力を持て余している一般人なのです。

大統領

インデペンデンスデイでは、名シーンであると多くの人の心に刻まれるような大統領の名演説があります。

演説の内容は、ざっくり簡単に言うと「私たちは、民族などの些細なことの為ではなく、人類存続のために戦う!そして、勝利を収めたUSA独立記念日である今日が人類の独立記念日となる!」というものです。

この演説シーンだけを見てもジーンと来ます。

一方、アルマゲドンの方は、インデペンデンスデイほど名演説だと騒がれてはいないのですが、それでも立派な大統領演説があります。

内容は、「私はアメリカの大統領としてではなく、人類代表として演説する。聖書では今日のこの重大な危機のことをアルマゲドンと呼んでいる。地球全体の将来は14人の勇敢な魂に委ねられた。世界中の皆さん、彼らを応援しましょう!」というものです。

アルマゲドンの大統領演説がインデペンデンスデイの大統領演説に比べて人気が少なかったのは、インデペンデンスデイの場合は、大統領自らが一般人と一緒に地球を守る為に働くという構成だったのに対し、アルマゲドンの方は14人のヒーローを見守るにとどまったからだと思います。

いずれにしても、どちらの映画の大統領も、「人類の独立記念日」を掲げています。

破壊された物

インデペンデンスデイもアルマゲドンも、超大作であるため、ガッシャーンドッカーンと地球のあらゆるものが破壊されていきます。

インデペンデンスデイでは、「ニューロークのエンパイアステートビル・キャピタルレコードビル・バンクタワー・ホワイトハウス」などの超高層ビルが空中戦争によって破壊されます。

一方アルマゲドンの方では、「クライスラービル・グランドセントラルターミナル・エッフェル塔・上海」などの建物が壊されます。

共通していることは、大きな都市が破壊されるシーンが入っているということですね。

2つの映画に隠された深いメッセージ

私たちの1人1人が立ち上がる

インデペンデンスデイとアルマゲドン、どちらも宇宙における地球人類の独立を表現した映画となっています。

そして、地球を救うのは、己の能力の使い道を知らなかった一般の人々。

これらの映画に隠された深いメッセージは、「私たち一般人がそれぞれの能力を発揮させて、人類、もしくは地球を救い成長する」ということだと私は思います。

社会を見てみれば、現代の社会システムは、過去の隠された問題がどんどん明るみに出てきており、システムがもはや機能していないことが多くの人の目に明らかになっています。

政治家・有名人・地位ある人に頼って何とかしてもらおうとするのではなく、私たちのような一般人が「自分事」と認識して新たな社会を立て直していくことが今必要なのではないでしょうか?

2つの映画では、政府や大きな組織だけでは何も解決することができず、ほとんどのアイディアや行動力は一般人の個性的な能力や心から来ています。

どちらの映画でも、今まで社会の中心として私たち人類を引っ張ってきた都市を築いた人々と都市は簡単に破壊されてしまうのです。

そうなって初めて一般人が「これはまずいぞ!自分が何とかしなければ」とか「ようやく自分の力を発揮できる」と感じて、世界を救うことになるのです。

実際の世界では、私たちはこれほどまでのダメージを受けなければ、行動を起こすことができないのでしょうか?

物ごとの変わり目というのは、大惨事がつきものですが、現代を生きる私たちは、そうした「自分の力を発揮しなければいけない時」に備えて今から少なくとも自分をメンテナンスしておきたいものです。

宇宙の脅威から地球と人類を守る

また、2つの映画では、地球を「宇宙の脅威から守る」というストーリーになっています。

これは、もちろん、世界中の人類一体感を引き出す為であったと考えられますが、もしも本当に私たちが宇宙の脅威にさらされているとしたら・・・。

もしも本当に、地球が宇宙の何者かによって、危険な状態にあるとしたら・・・。

アメリカ政府が宇宙人とコミュニケーションを取っていることは、もう昔から囁かれており、近年では疑いようがないほど様々な証言や証拠が明るみに出てきています。

もしも、地球が宇宙人によってコントロールされていた時代が今まであって、だから私たちの多くが辛い思いをしてきたのだとしたら・・・?

もしも、私たちに宇宙人の支配から解放される時期が今来ているのだとしたら・・・?

事実上日本がUSAに従うしかないような状況を、このまま我慢して続けていくとしたら、日本や日本人の未来はどうなるのでしょうか・・・?

映画には、いつも、何らかのメッセージ性があり、大作だと言われている作品ほど、私たちが今まで想像してもみなかった事実やメッセージが隠されていたりします。

インデペンデンスデイやアルマゲドンを見て、あなたはどんなメッセージに気がつきましたか?

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まとめ

インディペンデンスデイとアルマゲドンには、「宇宙から地球と人類を守る・人類独立・一般人がヒーローとなる」などの共通するメッセージが含まれています。

私たちは今、自分自身を信じて、支配から解放され、自由を取り戻していく必要があるのかもしれません。

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