大人気異世界アニメの金字塔「転生したらスライムだった件」略して「転スラ」。
その主人公であるリムル、転生前は日本人・三上悟でした。
リムルは日本人の頃の記憶を持ったまま転生しました。
そのために「転スラ」の世界においても、日本のアニメ・漫画ネタがよく出てきます。
いわゆるパロディというやつですね。
今回はその元ネタとなるものを、有名なものから少しマニアックなものまで、紹介していきたいと思います！
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【転スラ】「悪いスライムじゃないよ！」の元ネタ
恐らく最も有名なのは、このセリフでしょう！
多くの方がご存知でしょうが、日本の国民的ゲーム「ドラゴンクエスト（DQ）」シリーズが元ネタです。
リムルも何度かこのセリフを持ちネタとして使っています。
初めて使ったのは、シズさんと初めて遭遇したとき（コミックス2巻）でした。
これを聞いたシズさんは「ぶ」と吹き出し、リムルのことを信用します。
しかし、この時点ではリムルはシズさんが日本人であることを知らなかったはず。
このセリフを理解して（笑って）もらえるかどうかはイチかバチかだったと思われます。
実際、ギドは「どうしやした シズさん」とノーリアクションだった訳ですからね。
それを考えると、かなり勇気あるセリフだったようにも感じられます笑
ちなみに、ユウキ・カグラザカとの初対面時（コミックス10巻）にも、リムルはこのネタをぶっこみました。
こちらは事前にユウキが日本人とわかっていたため、気楽だったかもしれませんね笑
そこで、ユウキがシズさんにこのネタを伝えたことを知ります。
だからこそ、シズさんは戦時中の生まれなのに、このネタで笑ってくれたんですね！
リムルはユウキに感謝しないといけません笑
【転スラ】「逆らうものは皆殺しだぁ！！」の元ネタ
続いて、暴風竜ヴェルドラが無限牢獄から解放された際（コミックス16巻）に発したこのセリフ。
こちらも国民的漫画「ドラゴンボール」が元ネタとなっています。
といっても、こちらは先のDQと違い、少しマニアックです。
このセリフが出てくるのは「ドラゴンボール エピソード オブ バーダック」という、本家ドラゴンボールのスピンオフ作品。
フリーザ一族の先祖であるチルド、その部下トービのセリフが元ネタです。
よーく聞け！
今日からこの惑星プラントは宇宙海賊チルド様のものになれ！
逆らうやつは皆殺しだ！！
カーッカカ
はい、完全に小悪党のセリフですね。
ヴェルドラの復活というシーンに相応しいとは思えないのですが…笑
しかも、この「エピソード オブ バーダック」はスピンオフということもあり、かなりマニアックな作品です。
ヴェルドラは「漫画とやらを読み込んでおったのだ！」と言っていましたが、このタイトルは一般発売されてないんですよね。
最強ジャンプという雑誌の付録で、後に映像化されました。
こんなところまでチェックしているとは、三上悟、恐るべしです。
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引用：U-NEXTより
【転スラ】「な…なんだってーーッ！！」の元ネタ
お次は、人魔会談をしている最中に飛び込んできた魔王ラミリス（コミックス17巻）のこのセリフです。
これは「マガジン ミステリー ルポルタージュ」、通称「MMR」が元ネタです。
様々な超常現象や陰謀論を紹介しながら解決策を見出す漫画だったMMR。
連載当時（90年代）は「ノストラダムスの大予言」や「Xファイル」が話題だった時代背景もあり、コアな人気を持つ作品でした。
大抵のエピソードは、主人公キバヤシが
「○○だから人類は滅亡する！」
と煽り、その他のメンバーが
「な…なんだってーーッ！！」
と驚くテンプレ展開で、その一幕のオマージュですね。
そのバラエティは大変豊富なので、「キバヤシ なんだってー」で画像検索してみてください。
しかし、この人魔会談は今後の戦略を考える大事なシーンです。
シリアスな展開の中にもこういったギャグが散りばめられているところが、転スラの魅力のひとつかもしれませんね！
【転スラ】リムルが転写した漫画の元ネタ
リムルは前世である三上悟の記憶を元に、いくつかの漫画を転写しています。
ユウキ・カグラザカの信用を得るためだったり、ヴェルドラを大人しくさせるためだったり。
それぞれ、ちょっとパロディ的なタイトルになっていますので、元ネタを見てみましょう。
・コミックス5巻
ユウキ・カグラザカに、自分が「日本人である」ことを信用させるため、リムルが転写した作品です。
【転スラ】BROOCH’s → 【元ネタ】BLEACH
【転スラ】THUNER THUNER？ → 【元ネタ】HUNTER×HUNTER
【転スラ】グラスの仮面 → 【元ネタ】ガラスの仮面
ちなみに「グラスの仮面」はラミリスも読んでおり（コミックス17巻）、ヒロインが誰とくっつくか夢中になっていました。
異世界人をも虜にする美内すずえ先生…おそろしい子！
・コミックス17巻＆18巻
すっかり漫画にハマったヴェルドラとラミリスが読んでいた作品です。
わかるものだけピックアップしました。
「3×3 EYES」は珍しくパロディではなく、そのままのタイトルで作品化されていました！
（「はたらく細胞」はタイトル不明ですが）
しかし、カバーと中身が別って…。
これはヴェルドラの怒りは推して知るべしです笑
【転スラ】ヴェルドラがミリム戦で見せた技の数々
「3×3 EYES」カバー入れ替え事件に怒ったヴェルドラ。
その怒りをリムルにぶつけるためにワルプルギスに飛び入り参加し、リムルからミリムの相手を任されます。
その戦いで見せた技の数々には、随分と見覚えのあるものがありました笑
・波動拳
・昇龍拳
・竜巻旋風脚
【元ネタ】ストリートファイターシリーズ
国民的対戦格闘ゲーム、ストリートファイターシリーズの主人公であるリュウ（＆ケン）が使う必殺技ですね！
あまりにも有名なため、同じコマンドで出す技は「波動コマンド」「昇龍」などと代名詞的な使われ方もします。
ヴェルドラなら真空波動拳も出せそうですね！笑
・鉄山靠（てつざんこう）
【元ネタ】バーチャファイターシリーズ
こちらもSEGAの代表作、バーチャファイターシリーズ・アキラの有名な技ですね！
これは波動拳などとは違い、「八極拳」という中国武術のひとつに実在する技です。
ちなみに「エアマスター」という作品でも登場します。
・かめはめ波
【元ネタ】ドラゴンボール
こちらも国民的漫画であるドラゴンボールの最も有名な技ですね！
波動拳のようなポーズからエネルギー波を出します。
主人公・孫悟空の技というイメージが強いですが、クリリンや亀仙人など、亀仙流の技といえます。
海外でも人気がある作品ということもあり、サッカーのマルコス・ジュニオール選手のゴールパフォーマンスにもなっています。
【転スラ】ラミリスによるオレオレ詐欺！？
最後に漫画ネタではないのですが、現代日本ネタということで、こちらも紹介しておきます。
劇場型犯罪、いわゆるオレオレ詐欺ですね。
アタシ アタシ
はー！？
違うわよっ 詐欺じゃないって！！
しかし、電話と違って映像が映っているはずなのですが…。
ギィとラミリスの関係性がわかる、良いシーンですね笑
まとめ
転スラには様々なパロディネタが散りばめられています！
もしかすると、私が気付いていないだけで、まだまだあるのかもしれません。
もし、他にも「このシーンはこのネタだ！」というものがあれば教えてください。
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