2022年冬アニメで話題のダークファンタジー作品「薔薇王の葬列」
主人公リチャードが話題です。
リチャードの性別は、男?女?
リチャードの秘密って?
恋愛遍歴が気になる
というわけで今回の記事では、薔薇王の葬列の主人公リチャードについてネタバレ込みで深掘りしました。
では早速見ていきましょう。
【薔薇王の葬列】リチャードとは
薔薇王の葬列の主人公:リチャードは、父ヨーク公リチャードと母セシリーの間に生まれた、ヨーク家の三男で末息子です。
父ヨーク公は自身の名前をつけるほどにリチャードを溺愛していました。
たけど、母セシリーはリチャードを忌み毛嫌いしていました。
リチャードを「悪魔の子」と呼び他の兄弟と差別して、幼い頃には森に置き去りにしてきたこともあります。
そんな生い立ちから、リチャードは卑屈気味な性格になります。
しかし、その不憫さと寄り添う影がリチャードの妖艶な魅力を引き出し、多くの男女を魅了することとなります。
そして、母親がリチャードを冷遇するのには理由がありました。
それは、リチャードが抱えている秘密です。
その秘密とは?
この後ご紹介します。
【薔薇王の葬列】リチャードの抱える秘密とは
リチャードが抱える秘密、それは両性具有ということです。
男性と女性の両方の性を併せ持っているのです。
つまり、男でもあり、女でもあります。
逆を言えば、男でもなければ女でもないとも言えます。
時代背景は中世ヨーロッパです。
宗教的なことも相まって、リチャードの秘密はいわば禁忌的なものだったのでしょう。
故に母親は両性具有であるリチャードを「悪魔の子」と表現したのかもしれません。
対してそんな息子を溺愛する父ヨーク公のことを、リチャードは「光」と崇め救いを見出すのです。
【薔薇王の葬列】リチャードの秘密を知っているのは誰か
両性具有という秘密を抱えているリチャード。
この秘密を知っている人物は誰なのでしょうか?
物語が始まった時点でリチャードの秘密を知っている人物は、両親と側近であるケイツビーだけです。
そしてリチャードは
「両性具有である本当の自分を知ったら皆離れていく」
と思い込んでいます。
性の多様性が広がっている現代ならいざ知らず、中世ヨーロッパにおいて両性具有で、その上母親からの壮絶な仕打ちを幼い頃から長年受け続けていれば、どうしてもそのような考えにもなるでしょう。
とても不憫な子です。
【薔薇王の葬列】リチャードは男性女性、どちらが好き?
両性具有で女性でもあり男性でもあるリチャード。
そんなリチャードの恋愛対象は男性?女性?どちらなのか気になりますよね。
結果から言いますと、リチャードが好きになる人物は男性寄りです。
リチャードは男性として育ってきてるのに、恋愛対象が男性というのも不思議な印象ですが、これには両親が関係していると推測されます。
リチャードは自分自身を忌み子と認識していて、誰からも愛されないと確信していました。
その自己評価の低さと母親から受けた冷遇がトラウマになっています。
故に女性への関心も薄かったのでしょう。
加えて心の穴を埋めていたのが父であるヨーク公ですが、父親の死亡後は失意に暮れて、父の背中を探して男性に引かれていった部分も少なからずあるといえるでしょう。
【薔薇王の葬列】リチャードの恋愛遍歴まとめ
というわけでここからは、リチャードの恋愛遍歴をまとめてみました。
盛大にネタバレを含みますので、ご注意ください。
まずは幼馴染のアンです。
彼女はヨーク公の右腕ウオリック伯の長女で、幼い頃からリチャードに密かな恋心を抱いていました。
成長し一時期はいい感じになったものの、ゴタゴタに巻き込まれてすれ違い、しまいには他の男(敵対するランカスター家の王子エドワード)に嫁ぐことになります。
その後エドワード王子が死亡し未亡人になりますがリチャードと再婚します(ただし愛はありません)。
ランカスターのヘンリー6世ともいい仲になります。
ある日森の中で互いの素性を知らぬまま出会い、なんやかんやで惹かれ合う二人。
その後、互いの精神的危機に必ず現れる奇妙なご縁で、リチャードはヘンリーへ恋心を抱きます。
しかし互いの身分が発覚しリチャードは自分の思いと秘密を打ち明け受け入れて欲しいと願いますが、拒絶され、リチャードはヘンリーを処分します。
ところがヘンリーは死んでおらず、記憶を失い名前を変え、後々までリチャードの周りに現れ続けます。
ヘンリー6世の息子エドワード王子もリチャードに惹かれた一人です。
彼は死ぬまでリチャードを女だと思っていました。
何の落ち度もなく父親に廃嫡され(次期王にはなれない)不遇な上に、廃嫡した張本人である父親がまさかの恋敵という、カオスな三角関係に陥ります。
その上、何の因果かリチャードの幼馴染で想いを寄せていたのアンと結婚させられるというカオスの上塗り。なんやかんやで最後はヨーク家にとらえられ、最愛の人リチャードの手でとどめを刺されます。
忘れてはいけないのは、側近ケイツビーです。
リチャードが生まれた時からそばにいて、なにかあればすぐさま駆けつける忠犬で、陰日向からリチャードを支えています。
他の家に仕えている時も、何かあればかならずリチャードの元に馳せ参じ心身共に支え抜きますが、結局最後まで進展はありません。
しかし、だからこそ最後までリチャードのそばにいられたのでしょう。
キングメーカー:バッキンガムもがんばりました。
ウオリック伯とならぶキングメーカーでリチャードを王へ導くと約束し、リチャードの胸を見てから心がざわつきますが、リチャードを王座につかすべく知略謀略のかぎりを尽くしリチャードに仕えます。
途中、両性具有であることを突き止めますが、その秘密を共有した上、その後は体を重ね公私ともにリチャードの支えになります。
関係を持った当初は愛人的な立ち位置でしたが、お互い愛し合っていることに気づくと、その愛に溺れます。
結果、愛しさ余って謀反を起こし、最後はリチャードの手にかかります。
まとめ
リチャードは男性として育てられますが、両性具有という秘密を抱えています。
恋愛対象は男性が多いようです。
その恋愛遍歴はカオスそのものですが、中世ヨーロッパの王族ならではなのかなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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