大好評のアラジンの実写版映画ですが、ジャスミンの父親である国王は、アニメ版とは大分雰囲気が違いますね。
また、ジャスミンの父を演じる俳優をどこかで見たことがあると思いませんか?
今回は、アニメ版と雰囲気の異なるジャスミンの父親の役柄や演じた俳優について深掘りしていきたいと思います。
映画「アラジン」に登場するジャスミンの父親の国王名
ディズニー映画のアラジンには、プリンセス・ジャスミンの父親は、アグラバーの国王として登場しています。
ジャスミンの父親の名前はサルタン。
「アラジン」舞台となっているイスラム世界で、「国家を治める最高位の人」という意味があります。
また、アラビア語ではサルタンは「権力者」や「権威者」を意味する言葉で、発音はスルタンといった感じです。
その為、ジャスミンの父親の名前も、サルタンと呼ばれたり、スルタンと呼ばれることがありますが、日本のディズニー公式では「サルタン」と呼ばれています。
アラジン実写版でジャスミンの父親で国王のサルタンを演じた俳優
アラジンの実写版でジャスミンの父役を演じたのは、ナヴィド・ネガーバンという俳優です。
アラジンという映画は、舞台が中東アジアなので、映画制作者は出演者を見つけるのに苦労したと言います。
ジャスミンの父サルタン役のナヴィド・ネガーバンは、イラン系アメリカ人俳優で、アラジンの舞台にぴったりだったようです。
ちなみに、他のキャストたちも、皆東南アジア系の女優俳優が選ばれています。
- アラジン(メナ・マスード)・・・エジプト系カナダ人
- ジャスミン(ナオミ・スコット)・・・アングロインディアン人
- ジャファー(マーワン・ケンザリ)・・・オランダ系チュニジア人
- ダリア(ナシム・ペドラド)・・・イラン系アメリカ人
ナヴィド・ネガーバンのプロフィール
ナヴィド・ネガーバンは、1968年6月2日生まれで、現在51歳。
アニメ版では小さかったジャスミンの父ですが、ナヴィド・ネガーバンの身長は182㎝もあります。
業界では「様々な顔を持つ男」と呼ばれるほど多くの作品に出演し、演技力が高いことで認められているようです。
過去出演作品一覧
ジャスミンの父サルタンを演じたナヴィド・ネガーバンは、過去にも有名で人気の高いテレビドラマに多数出演しています。
アラジンの中でジャスミンの父を演じるナヴィド・ネガーバンを見て、「どこかで見たことあるな」と感じた方もいるのではないでしょうか?
以下はナヴィド・ネガーバンの過去出演テレビドラマシリーズです。
- 犯罪捜査官ネイビーファイル(2003)
- CIA:ザ・エージェンシー(2003)
- ザ・シールド ルール無用の警察バッジ(2003)
- ザ・ホワイトハウス(2004)
- Lost(2004)
- 24(2005、2010)
- Law & Order(2006)
- Alias(2006)
- ラスベガス(2006)
- ザ・ユニット 米軍極秘部隊(2006)
- クローザー(2006)
- Law & Order:性犯罪特捜班(2007、2015)
- NCIS ネイビー犯罪捜査班(2007)
- SHARK カリスマ敏腕検察官(2007)
- Fringe(2009)
- CSI:マイアミ(2010)
- Dark Blue潜入捜査(2010)
- NCIS:LA 極秘潜入捜査班(2010)
- ジャッジメントNY法廷ファイル(2010)
- コバート・アフェア(2011)
- CIS:ニューヨーク(2013)
- Arrow(2013)
- Homeland(2011-2013)
- メンタリスト(2014)
- レギオン(2018)
日本でも有名で人気のあるテレビドラマシリーズばかりですね。
特捜班・捜査班系のテレビドラマで中東系を舞台にする時は、必ず出演しているといった印象を受けます。
出演した映画もたくさんあります。
- ホース・ソルジャー(2018)
- アメリカン・アサシン(2017)
- 砂の城(2017)
- 彼女が目覚めるその日まで(2016)
- 山猫は眠らない 歌義理の銃撃(2016)
- アメリカン・スナイパー(2014)
- パニッシュメント(2013)
- マイ・ブラザー(2009)
- レディオ・オブ・ザ・デッド(2009)
- チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007)
- 愛を問うひと(2006)
- 9.11への道(2006)
- レジェンド・オブ・タイタンズ(2005)
- セキュリティ9.11(2004)
- ニューヨーカーに変身する方法(2004)
- ウォー・ストーリーズ(2003)
- セイビング・ジェシカ・リンチ(2003)
アラジン実写版のジャスミンの父である国王をアニメ版と比較
アラジンのアニメ版に登場するジャスミンのサルタンと、実写版のサルタンには大きな違いが見て取れます。
見た目と体系
アニメ版では、ジャスミンの父親のサルタンは、とても身長が低く、ぽっちゃりしています。
一方、実写版のアラジンでは、ジャスミンの父サルタンは身長も普通の人間ほどあり、やせ型でもありませんが、ぽっちゃりとした体形もありません。
着ている衣装も、実写版はアニメ版に比べて大分豪勢になっています。
キャラ設定
アニメ版のジャスミンの父サルタンは、体が小さいこともあり、子供のようなキャラを持っています。
例えば、ジャスミンの父という歳で、しかも国王という役職を持つのに、おもちゃで遊ぶことが好きだったり、ちょこまか子供みたいに飛び回る行動や、豊かな表情に、その無邪気さが現れています。
一方実写版のジャスミンの父親サルタンは、由緒正しい感じでどっしりとしており、おちゃらけた様子の全くない真面目な様子で演じられています。
一般的な国王像のキャラ感が濃いですね。
共通の人格性
しかし、アニメ版のジャスミン父サルタンも、実写版のジャスミン父サルタンも、人格的には全く変わらずに表現されています。
例えば、父サルタンのジャスミンに対する態度は、アニメ版も実写版も変わらずに、親身に娘のジャスミンの話を聞く姿勢はそのままです。
さらに、悪い国務大臣のジャファーが野望を持っていることに気がつかないサルタンですが、この「ピュアで悪意というものが存在することすら知らない」という面では、アニメ版のサルタンがそのまま実写版に表現されています。
いずれにしても、「優しく美しい心を持つが、悪に関して無頓着である」という設定を持つのが、ジャスミンの父サルタンなのです。
まとめ
映画アラジンの実写版でジャスミンの父役を演じたナヴィド・ネガーバンは、中東が舞台となるテレビドラマで大活躍していた俳優なのでした。
それを知った上で、ジャスミンの父を演じた彼の姿を思い出すと、演技の幅が広いなと思いますね。