2020年春アニメの大本命「キングダム」も、今回で3期目となり、ますます白熱してまいりました。
今期も主人公:信率いる「飛信隊」の活躍が期待されます。
今回の記事では、大躍進道爆進中の飛信隊、実在メンバーと実在しないメンバーを調べましたので、ご覧くださいませ。
【キングダム】飛信隊は実在したのか
キングダムで主軸の存在:飛信隊。
はたして飛信隊は実在したのでしょうか?
結論からいいますと、似たような部隊がいたという記録がありました。
それは「史記」という中国で歴史的な有名人が記されている歴史文書。
ここにキングダム主人公にして飛信隊隊長:信のモデルとなった武将「李 信」についての記述があります。
そして、その李 信が率いた部隊が戦に出ていたという記述も。
おそらくこの部隊こそが「飛信隊」のモデルなのでしょう。
その部隊は、紀元前229年~紀元前228の間に登場します。
王翦が趙と戦をしている間に李信率いる部隊が別働していたという内容の記述です。
別動隊という表記がまさしく「飛信隊」を表している感じがしませんか?
ではここで信のモデルとなった李 信について少し触れますね。
李 信は中国戦国時代から秦の時代にかけて存在したとされる武将です。
秦国所属という情報以外はほとんど記載のない、謎の多い人物でもあります。
そして飛信隊に無くてはならない切り込み隊長:羌 瘣も実在します。
ちなみに史実では男性です。
こちらについても、あまり記述がありません。
というか、そもそもキングダムの舞台となっている時代のことは、資料がほとんど残っていないのだそうです。
キングダムは基本的に史実をもとに創作された作品です。
そんな中で実在しないメンバーが登場するのは、わからないことが多いというのが理由なのでしょうか。
しかしそのおかげ(?)で、原先生オリジナルの魅力あふれるキャラクター達が生まれたのです。
原先生、ありがとう!!!
【キングダム】飛信隊メンバーは実在したのか
キングダムの飛信隊は、もともと戦争孤児だった主人公:信を隊長に冠した遊撃部隊です。
初陣からその活躍を重ねてきて、今や秦国にはなくてはならない部隊へと成長を遂げました。
個性的なメンバーがたくさんいますが、実は信と羌瘣以外はほぼオリジナルキャラクターなのです。
実在しない人物をここまで生き生きと作中に描く原先生に脱帽ですね。
そして、実在しないけど飛信隊では主要なメンバーをまとめてみましたよ!
【キングダム】実在しないオリジナルキャラクターまとめ!〈飛信隊編〉
飛信隊は今や千人以上の兵士を従える大部隊です。
一人ずつは紹介できませんし調べられませんが、主要な人物を以下にまとめていますので、お楽しみください。
河了貂
黒卑村出身の山民族:梟鳴の末裔である童顔少女です。
物語初期から登場しています。
もともとは政と信を信用していないそぶりでしたが、協力しているうちに仲間になっていきます。
昌平君のもとで兵法を学び軍師として飛信隊活躍に多大なる貢献をしています。
オリジナルキャラクターながらも、山民族末裔という設定が信憑性を上げていますね。
渕
飛信隊結成当初から、部隊の副長を務め支え続けているている、槍の使い手です。
もともとは王騎軍所属の連絡係でした。
なんやかんやで信に付き合わされ、そのままなし崩し状態で飛信隊の副長へと納まります。
隊では現場の支援や纏め役を務めていて、その責任感や真面目な働きぶりから、飛信隊の内部調整に無くてはならない存在です。
もともとが下っ端の連絡調整担当という肩書が、実在しないキャラクターであっても真実味を与えていますね。
楚水
元郭備隊に所属していた楚水。
「飛信隊」が千人隊に昇格したときに加わりました。
頭の切れる、真面目で冷静沈着な副長です。
露出こそあまり多くなく、登場回数も少ない人ですが、物資補給担当を任されている内助の功的な存在です。
目立たないキャラクターにもきちんと役割があり、その設定が架空キャラクターに息吹を与えているかのようです。
那貴
元は桓騎軍に所属していた、飛信隊の千人将です。
桓騎が元野盗の出身であることから、そこ出身の那貴も元は野盗なのでしょう。
その経験から隠密等に精通しています。
そのうえ武力と冷静な判断を併せ持つ、万能タイプです。
今のところは情報戦を中心とした役割を任されています。
元野盗というあたりが架空ながらも飛信隊においては実在したかのような錯覚を覚える立ち位置ですね。
松左
松左は飛信隊の中でも最古参メンバーです。
隊に長く所属しているからか、その常識のある性格からなのか、信をはじめ仲間や後輩から信頼を寄せられています。
歩兵ながら戦況を見極める広い視野が武器です。
飛信隊軍師:河了貂の評価も高い松左。
飛信隊では100人将・副歩兵長を務めています。
かつて信が百人将になったときには伍長として戦に出ていることを考えると、古参なのだなぁ、と改めて認識できます。
キングダムオリジナルキャラクターの中では、モブに近い扱いだったのに、戦を重ねるほどにその人間味がクローズアップされて魅力が増す不思議なキャラクターでした。
まとめ
いかがでしたか?
河了貂ほどの人気キャラクターでさえも史実には存在しなかったという衝撃事実が判明しましたね。
しかし、資料に残っていないだけで、本当はこんな人物がいたのかもしれない、活躍していたのかもしれない、と「かもしれない症状」を発症させながら3期キングダムを視聴するのも、また一興ですよ。
今から放送が楽しみですね。