皆さんこんにちは・・・!
今回は「最果てのパラディン」で私の大好きなキャラクター、ガスがウィルを殺そうとした理由について解説していきたいと思います。
ガスってとってもロックです!
私の記事に最後までお付き合い頂けたら嬉しく思います。
【最果てのパラディン】ガスはどんなキャラクター!?
初めに【最果てのパラディン】のガスが一体どんなキャラクターなのか、について書いていきたいと思います。
ガストは主人公ウィルが誕生した時にウィルを拾って育てた3人の中の一人です。
ウィルを拾ってくれた3人とは「ブラッド」「マリー」そして「ガス」です。
彼らはウィルが幼い頃から一緒に暮らしていましたが、何故ウィルと共に一緒にいるのかは冒頭では明かされません。
そして、物語が進むにつれ、3人がどういった存在なのか明かされていきます。
ウィルの目を通して彼らの存在が明かされていく中、ガスは魔法使いだということが分かります。
そして、魔法使いでありながらお金の重要さをウィルに教え込むような拝金主義者であるということも。
では、何故彼が拝金主義なのかと言えば、彼が「金を転がす能力は魔法と同じくらいに大切」という信念を持っているからです。
これはガスの過去に何か関わってそうですね。
具体的に語られることはありませんでしたが、きっとお金でなにかトラブルがあったに違いありません。
その経験を基に、ガスはウィルにお金の重要性を伝えたかったのではないかと思います。
更にウィルは3人の存在をこう表します。
3人は「不死者(アンデッド)」であり、ガスはゴーストであると。
以上のことからガスという存在をまとめると、
- ウィルと共に暮らしており、ウィルに魔法や勉強を教えている
- また、金は魔法と同じくらい大事だという信念があり、ウィルのことを大切に思っている
- 既に死亡しており、不死者(アンデッド)として生きている
というキャラクターになります。
【最果てのパラディン】なぜゴーストになったのか
そんな謎が多いキャラクターであるガスですが、なぜ不死者(アンデッド)であるゴーストになったのでしょう。
ここからは、その理由を書いていきたいと思います。
それは遥か昔 「ブラッド」「マリー」「ガス」 が不死者(アンデッド)になる前の話に遡ります。
彼ら3人が生まれ生きた時代は世界が混迷を極めた時代でした。
そんな時代において、ガスは偉大なる魔法師、”彷徨賢者(ワンダリングセイジ)”と呼ばれていました。
しかし、奈落界で力を蓄えたデーモン達が強大な力を持ち、世界を侵略するために進行してきます。
その進行してきたデーモン達に立ち向かったのが、“戦鬼”ブラッド、“地母神の愛娘”マーテル、そして “彷徨賢者(ワンダリングセイジ)” ガスの3人だったのです。
ガスはデーモン達の親玉であるハイ・キング討伐を決め、作を練り実行しましたが、自分たちでは倒すことができないと悟った3人は封印することに切り替えます。
あくまでも時間稼ぎにしかならいことはわかっていたのに…。
そんなときに不死神スタグネイトの分身体<木霊(エコー)>が現れ、3人にこう告げます。
「不死者(アンデッド)となり こっちの陣営に参加しろ」
「そのかわりこの街のデーモンどもは打ち払ってやる」
「不死の体で好きなだけ封印を守り続ければいい」
これは他に選択肢のない3人にとって、非常に卑怯な言葉ではないでしょうか。
選択肢を与えられたと言えば聞こえは良いですが、実質は強制ですよね。
結果、3人は不死者(アンデッド)にならざるを得ませんでした。
ハイ・キングに肉を刻まれていたブラッドは、そのまま骨ばかりのスケルトンに。
マーテルの火に焼かれながら不死化したマリーはミイラに。
そして、己の老いた肉体に執着していなかったからかガスはゴーストに。
以上が、ガスが不死者(アンデッド)、そしてゴーストになった理由です。
決して望んで不死者(アンデッド)になった訳ではなく、悲しいエピソードですね。
【最果てのパラディン】ガスがウィルを殺そうとした理由は!?
ウィルは廃墟都市地下で脱出訓練を行っていた時、突如現れたガスに殺されそうになります。
混乱しながらも、殺されることを受け入れようとしたウィルに「やあ すまん!ちとやりすぎたな!」と、すべてを授業だったと装い、なかったことにしようとしたガス。
しかし、ウィルはこのときガスの本気の殺意に気付いていました。
次に起こる疑問は「ウィルのことを大切に思っているはずのガスが、何故ウィルのことを殺そうとしたのか」ですよね。
その理由は、後に不死神スタグネイトからウィルが聞くことになります。
実は不死神スタグネイトと「ブラッド」「マリー」「ガス」の3人の間には、不死者となる契約をする際、ある条件があったのです。
それは「彼ら3人が封印したハイ・キングに対する執着を失ったとき、不死神スタグネイトの下僕になる」というものでした。
その話を聞き、ウィルはすべてを理解します。
そう。
3人の中では、ハイ・キングからウィルに執着の対象が変わっていっていたのです。
だからこそ、
ガスは多くの課題を出してウィルが潰れるように仕向けたり、
取り返しのつかなくなる前に思い切って殺そうとしたり、
ブラッドに気付かれないようわざとウィルに負けて欲しいと言ったりしていたのですが、
結局それらはすべて失敗に終わりました。
ガス自身の執着がウィルに向いていったように、ガスよりも情に厚いブラッドとマリーにとって、ウィルに執着するな、というのは不可能なことです。
しかし、このままウィルへの執着が強くなってしまえば、彼らは契約に従い、不死神スタグネイトの下僕となってしまいます。
ガスはそんな二人(ブラッド・マリー)を見たくなったのでしょう。
そのため、最終手段としてウィルをその手にかけようとしたのでした。
しかし、結局はウィルを殺せず、授業だったと誤魔化したとこから、ガス自身も葛藤を繰り返し、後ろめたさを感じていたことがわかります。
一方的に殺そうと決めたのではなく、運を天に任せるといった感じだったのかもしれませんね。
【最果てのパラディン】ガスは死亡する?
最後に、ガスは死亡するのかについても書いていきたいと思います。
結論から言えば、ガスは不死神スタグネイトの下僕になることもなく、消滅せずに生き残ります。
※とはいえ、ガスは不死者(アンデッド)ですので、もう既に死亡しているとも言えますが。
ウィルが不死神スタグネイトを倒したことで、本来は3人ともこの世に残る力を失うはずでした。
ハイ・キングに対する執着も消え、不死神スタグネイトに魂を売るのも拒否したのですから。
実際、「ブラッド」と「マリー」はその晩、輪廻に還りました。
しかし、ガスはグレイスフィール神と交渉し、不死神スタグネイトが力を取り戻す10年先までこの世に留まることを許してもらいました。
なので、ガスはあと10年は消滅せず、生き残っています。
これも、10年経ってなお「あと10年、もう10年」と未練を持たないという自負があるガスだからこそでしょう。
本当にガスってロックです。
旅に出たウィルは10年の月日が経つまでに多くの経験を積み、ガスの元に戻れるのか?
そしてハイ・キングの封印をなんとかすることはできるのか?
再度、ガスの登場が待ち遠しいですね。
まとめ
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ガスがウィルを殺そうとした背景には、不死神スタグネイトとの契約に隠された条件がありました。
そのため、ガスは葛藤しながらも一度はウィルを手に掛けようとしたのです。
しかし、ガスはスタグネイト戦のあとも唯一生き残り、封印を守護し続けています。
ガスって本当にロックなキャラクターですね。
10年後までに、ウィルが無事にハイ・キングの封印を何とかする手段を手に入れて、ガスと再会する日が待ち遠しいですね。
きっとガスは笑ってドワーフ火酒を出してくれるでしょう。
ありがとうございました。
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