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美女と野獣の実写の黒人は時代背景的に違和感?時代設定のフランスの真実とは?

映画「美女と野獣」の実写版に黒人が多数登場していますが、黒人が出演していることに違和感を感じているという評価が出ています。

映画の舞台となっているフランスの時代背景を深掘りしてみたところ、フランスでは黒人差別は禁止されていました。

ディズニーは「人種差別問題に敏感だった」のではなかったのです。

美女と野獣の実写版に黒人が登場している

映画美女と野獣の実写版には、黒人のキャストが登場しています。

例えば、野獣のお城の舞踏会で歌を歌っている、マダム・ド・ガルドローブは黒人女優が演じています。

舞踏会の様子を見ていても、たくさんの黒人がドレスを身にまといダンスをしています。

また、主人公であるエマ・ワトソン演じるベルは本が大好きですが、図書館で本を管理している男性も黒人です。

また、街の様子を見ていても、黒人と白人が仲良くやり取りをしているシーンがあります。

美女と野獣の実写版映画の、ありとあらゆる場所に黒人が登場しているのです。

美女と野獣の実写版の黒人に違和感との評価

美女と野獣の実写版に黒人が多数登場していることから、「違和感がある」という声が多数上がっています。

街の中で、黒人が白人と同等に生活をしている様子に違和感があるとか、野獣のお城の舞踏会に黒人が招かれているところに違和感があるというものです。

理由は、美女と野獣の背景となっているヨーロッパや、舞台となっている時代背景からすると、黒人は差別を受けている時代だからです。

美女と野獣の実写版の時代背景・時代設定とは?

美女と野獣の舞台となっているのは、18世紀のフランスです。

映画「美女と野獣」には、元になっている原作があり、原作は18世紀にフランスで出版された民話です。

18世紀とは、西暦1700年~1800年ですが、原作の筆者であるヴィルヌーヴ夫人は、当時の「女性には大きな権限はなく、男性と結婚するしかなかった」という時代を生き抜いた女性です。

「女性は雑用をし、女性の成功と言えば結婚」という常識があった当時のフランスをヴィルヌーヴ夫人は良く思っておらず、「心から望まない結婚なんて野獣と生活するようなもの」という彼女の思いが「美女と野獣」という作品になっているようです。

ヴィルヌーヴ夫人自身は、結婚に失敗し、離婚をしています。


美女と野獣[オリジナル版]

美女と野獣の実写版に黒人が登場している理由は?

美女と野獣の舞台となっている時代、18世紀には、人を肌の色で差別する人種差別が一般的にあった時代です。

その為、実写版に黒人を登場させている理由については「美女と野獣は18世紀が舞台の映画であって、歴史を描写したノンフィクション映画ではないから」と語られることが多いです。

また、「ディズニーは人種差別問題に過敏になっているから」という理由も一般的に言われています。

私は、「なるほど」と思いつつも、「ディズニーが人種差別問題に敏感なだけで、18世紀のフランスの雰囲気を変えてしまうようなこと単純にするかな・・・」と疑問に思っていました。

そして、調べた結果、意外な事実が出てきました。

美女と野獣の実写版の時代背景・フランスと黒人の真実とは?

美女と野獣の舞台となっている18世紀では、ヨーロッパを中心に、人種差別が起こっていました。

黒人は、奴隷として白人の為に働かされるのが一般的な時代があったのです。

これは、皆さんもよく知っているかと思います。

しかし、注目すべきは、同じ18世紀に、奴隷として扱われず、成功者として注目を集めていた黒人が実際に存在していたのです。

例えば、 アレックス・デュマ という黒人男性は、ヨーロッパ軍で将軍にまで昇り詰めています。

アレックスは、フランス人貴族と黒人奴隷の間に生まれ、フランス革命で恐れられた男だったそうです。


ナポレオンに背いた「黒い将軍」:忘れられた英雄アレックス・デュマ

しかも、調べていくうちに明らかになったのは、17,18世紀のフランス本土では、黒人奴隷が既に禁じられています

フランスでの白人と黒人の子が多数いることなどから、混血が普及し、黒人を差別する姿勢は衰えていったようです。

さらに、黒人として18世紀に成功を収めていたのは、ナポレオンに背いたアレックスだけではなく、 ルイーズ=マリー=テレーズ という、ルイ14世から年金を受けていたと言われる修道女もいます。

彼女も混血でしたが、彼女のお母さんは黒人で、ルイ14世に仕える仕事をしていました。

奴隷というよりは、黒人で王宮に仕える仕事をしていた女性です。

ルイーズは、この黒人女性とルイ14世との間に生まれた子でした。

少し複雑な話になりましたが、結局何が言いたいかと言いますと、18世紀になってもまだ黒人を奴隷として扱っていたのは、イギリスやアメリカのお話だったのです。

18世紀のフランスでは黒人差別は一般的にはありませんでした。

だから、ディズニーは、当たり前のこととして、映画「美女と野獣」の実写版に黒人を登場させていた訳です。

街に白人と同じように生活する黒人がいても、おかしくはありませんし、野獣のお城に黒人が招かれても、何らおかしくない訳です。

まとめ

「18世紀のフランスでは黒人が奴隷として扱われていた」と勘違いしている私たちにとっては、美女と野獣に黒人が登場することに違和感を感じますが、ディズニーは、そんな偏見もなく、18世紀のフランスの様子を忠実に、美女と野獣で再現していたのでした。

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