アニメの考察・感想・ネタバレ

【ラスト・レター】裕里の夫(庵野秀明)はどんな役?なぜ鶴田謙二作品が登場するのかについても

岩井俊二監督の映画「ラスト・レター」が公開になりますが、庵野秀明監督が出演することで話題を呼んでいます。

さらに、庵野秀明監督が演じる漫画家は、鶴田謙二さんの作品を描いているという点でも話題を呼んでいます。

今回は、庵野秀明監督が演じる役や、鶴田謙二さんのイラストが使われている理由について深堀りしてみました。

【ラスト・レター】裕里の夫・岸辺野宗二郎(庵野秀明)はどんな役か

映画「ラスト・レター」は、福山雅治さんが演じる乙坂鏡史郎という小説家が主人公の物語です。

鏡史郎は、初恋相手の遠野未咲に会いたい気持ちで、中学の同窓会へ参加しますが、そこで会ったのは、未咲のフリをしている妹の裕里(松たか子)でした。

鏡史郎は、なぜ裕里が未咲のフリをしているのかに興味がわき、気がついていないふりをして、メール交換を始めます。

 

しかし、鏡史郎とメール交換をしていたことに腹を立てた裕里の夫は、裕里のスマホを壊してしまいます。

その後、裕里と鏡史郎は、文通をすることになりますが、この裕里のスマホを壊した夫こそが、岸辺野宗二郎という男性です。

 

宗二郎は、漫画家という設定になっていて、庵野秀明監督が演じています。

庵野秀明監督が演じる宗二郎は、とても感情の起伏が激しいキャラクターのようで、鏡史郎とメール交換をしていた妻の裕里をなかなか許さず、裕里はスマホを買い直すこともできないようです。

 

さらに、宗二郎は、突然大きな犬を2匹連れてきて、裕里に飼育するように伝えます。

「浮気をする暇があるならば犬の世話でも・・・」といったところでしょう。

 

さらにさらに、宗二郎は自身の母親を家に連れてきて、しばらく裕里と一緒に住むことにさせます。

裕里が浮気をしないように見張りをつけておくといったところでしょうか。

 

とはいっても、庵野秀明監督が演じる宗二郎は悪い人であるわけではなく、どうやら一流の漫画家であるようです。

 

【ラスト・レター】裕里の夫・岸辺野 宗二郎(庵野秀明)と鶴田謙二の作品

庵野秀明監督が演じる宗二郎の仕事部屋には、漫画家を思わせるような作品がたくさん並んでいます。

これらの作品の制作者は、鶴田謙二さんでした。

鶴田謙二さんは、静岡県出身の漫画家・イラストレーターで、とても味のある画を描くことで有名です。

しかし、なぜラスト・レターに登場する漫画家の画が、鶴田謙二さんの作品なのでしょうか?

 

【ラスト・レター】裕里の夫・岸辺野宗二郎(庵野秀明)になぜ鶴田謙二の作品が使われるのか理由を考察

映画「ラスト・レター」の宗二郎の作品が、なぜ鶴田謙二さんの作品なのかについては公表されていませんが、理由を考察してみました。

結論、考えられるのは、「庵野秀明監督が鶴田謙二さんの作品を好きだから」の一点に絞られました。

 

庵野秀明監督が鶴田謙二さんの作品が好き

庵野秀明監督と鶴田謙二さんは、以前「シン・ゴジラ」という作品で一緒にお仕事をしたことがあるようです。

庵野秀明監督は、「シン・ゴジラ」の総監督でしたが、鶴田謙二さんはシン・ゴジラのイラストやポスターを担当していました。

また、鶴田謙二さんが作品集を再編集した時には、庵野秀明監督は「鶴田謙二には、さっさと仕事してほしい」と仲の良さそうなコメントもしています。

 

「ラスト・レター」の岩井俊二監督は、以前「式日」という庵野秀明監督の作品の登場していました。

「ラスト・レター」はその逆で、岩井俊二監督の作品に庵野秀明さんが出演することになっています。

もしかすると、庵野秀明監督の配役が決まった後に、庵野秀明監督自身が鶴田謙二さんの作品を描く宗二郎を演じたいと希望した可能性があります。

 

他にもいろいろな理由を考察してみましたが、今回一番有力なのは、漫画家の宗二郎を演じる庵野秀明監督が、自分で漫画の作風を選んだということでした。

今後明かされるかもしれない理由に期待しましょう。

 

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まとめ

庵野秀明監督は、岩井俊二監督の映画「ラスト・レター」にて、亡くなった姉を装う裕里の夫役、かつ漫画家として登場するのでした。

また、鶴田謙二さんの作品が使われている理由としては、庵野秀明監督が鶴田謙二さんの作品が好きだからということを考えられるのでした。

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