FGOバビロニア0話のネタバレ考察!舞台設定や用語解説・登場人物についても

Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-のアニメが秋に放送になり、その予習用とも言える0話が公開されていますが、原作ゲームをやったことがない私には少し難解なストーリーでした。

今回は、舞台設定や用語の解説も含めながら、0話のネタバレ考察に挑戦して、アニメ公開に備えたいと思います。

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FGOバビロニア(Fate/Grand Order-絶対魔獣戦線バビロニア-)とは

FGOとは

Fate/Grand Order(以下 FGO)は、Type-moonというゲームブランドの作品「Fate/stay night」を元にして製作された、ロールプレイングゲームです。

2017年、2018年共に「ファミ通アワード優秀賞」を受賞しており、2018年には「日本ゲーム大賞優秀賞」も受賞しています。

 

FGOは、2019年6月の時点でダウンロード数が1700万を突破するほどの人気ゲームです。

そんな大人気のゲームがアニメ化された経緯は、ファン投票にありました。

「今後FGOに期待する展開は?」というアンケート質問に対し、「TVアニメ化」が堂々の1位だったそうです。

 

この投票結果を経て、今回FGOがテレビアニメ化、劇場アニメ化することになりました。

 

FGOバビロニアとは

FGOバビロニアとは、FGOゲームに登場する特異点(クエスト)の1つですが、先程のファン投票で、「メインクエストで最も好きなもの第1位」に選ばれたのが「FGOバビロニア」と題された特異点(クエスト)でした。

特異点/クエストとは・・

RPGを進める上で経験するあるポイント(時点)のことで、一定条件を満たすことでクリアできる。

特異点をクリアしないと、RPGの話が進まなかったり、目的の報酬を得ることはできないが、特異点をクリアすると、RPGの物語が進行し、ゲームを先へ進めることができる。

FGOに登場する特異点は、全部で9つあり、FGOバビロニアという特異点は、最後から2番めの特異点です。

 

FGO第1部の特異点一覧

  • 特異点F 炎上汚染都市 冬木
  • 第一特異点 邪竜百年戦争 オルレアン 「救国の聖処女」
  • 第二特異点 永続狂気帝国 セプテム 「薔薇の皇帝」
  • 第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス 「嵐の航海者」
  • 第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン 「ロンディニウムの騎士」
  • 第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム 「鋼鉄の白衣」
  • 第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット 「輝けるアガートラム」
  • 第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア 「天の鎖」
  • 終局特異点 冠位時間神殿 ソロモン 「極天の流星雨」

 

FGOバビロニアの舞台設定

FGOバビロニアの舞台設定は、紀元前2655年の古代メソポタミア時代のウルクという都市・国家です。

ウルクとは、古代のメソポタミアに存在していた重要度の高い都市で、イラクという国名の元になった都市とも言われていますが、FGOバビロニアは、神々の世界から人々の世界への移り変わりの時期という設定です。

FGOバビロニアという特異点は、3人の女神と、地平を埋め尽くすほどの魔獣によって滅亡の危機に面しています。

 

先程RPGにおける「特異点」のお話をしましたが、FGOの物語の中でも、特異点が重要なポイントになっており、FGOの特異点次第で人類の存続が決まることになっています。

FGO特異点とは・・・

魔術王によって引き起こされた、人類史の焼失の原因となる過去の問題地点。

特異点は歴史へダイレクトに影響するポイントで、特異点次第で人類の未来が変わる。

 

FGOバビロニアという特異点も、人類の未来が左右される過去のポイントですが、ゲームの特異点の中でも1番面白かった(良いストーリーだった)ポイントと言われているのです。 

 

FGOバビロニア0話のネタバレ考察!用語解説についても!

FGOバビロニアの0話は、本ストーリーの予習的な物語かと思っていましたが、どうやらFGOシリーズ全体への0話として仕上がっているようです。

0話が理解できれば、FGOをゲームでプレイしたことがなくても、アニメを楽しめるということですね。

さっそく0話の物語を紐解いていきましょう。

 

物語の概要

「それは、君の物語であり、誰かの物語。とある旅の物語。」という言葉から始まるFGOバビロニアの0話は、マシュという女の子が10歳から16歳になるまでの物語です。

この物語を見ることで、FGOバビロニアのアニメで主人公となるマシュの境遇や、マシュという人物がどのように創り上げられたか、また、舞台設定などが分かります。

マシュとは・・・

マシュ・キリエライト。

FGOに登場するピンク色の髪を持つヒロインで、西暦2000年生まれ。

FGOバビロニアの0話では、マシュの誕生から、ロマニという医師とのやり取りを経て、16歳で旅立つ(FGO本編開始時)までに、どんな物語があったのかが描かれています。

 

物語の始まり/デミサーヴァント計画の実験

時は2010年、マシュが10歳の時。

英霊をマシュの身体に移すというデミサーヴァント実験・融合術式がカルデアで行われました。

サーヴァントとは・・・

過去に死んだ英雄の霊=英霊を魔力によって実体化させたもの。

サーヴァントは、英雄の死後に、人々に祀り上げられることで英霊化し、器となる人間の身体に入ることでこの世に存在することができる(=疑似サーヴァント)。

デミサーヴァント計画とは・・・

デミサーヴァント計画とは、戦力と功績の為に、兵器としてサーヴァントを人間の身体に宿すという計画。

マシュは、デミサーヴァント計画に身体を提供し、兵器となる目的で生み出された試験管ベビー。

カルデアとは・・・

人里継続保証機関フィニス・カルデア。

天体科に詳しく、魔術師の名門であるアニムスフィア家が管理している国連承認機構。

業務内容は主に、未来の人類社会に関する資料を管理し、人類社会存続を世界に保証する保険機構のようなもの。

カルデアは、特殊な技術によって特異点に潜入し、人類が未来で滅亡するきっかけとなった原因を除去することによって歴史の修復を試みている。

 

それまで、英霊を人間の身体に下ろして強力な兵器を創るというデミサーヴァント実験は、ことごとく失敗に終わっており、マシュが唯一の成功例でした。

カルデアのスタッフたちは、身体を縛られたマシュを観察しています。

 

デミサーヴァント実験が成功したように見えた、マシュの目の色が金色に変わった瞬間、マシュは類稀なる怪力を発揮して実験室の防御結界を破壊します。

その後、実験室ではマシュへの攻撃が始まりますが、マシュは得意技であるシールドをもって攻撃を回避します。

 

さらに防御結界を破壊し、カルデアの所長の方へ向かっていくマシュでしたが、攻撃しようとしている右手を左手が止め、マシュは気を失います。

これは、マシュの身体に内在している英霊が、マシュを犠牲にすることを良しとしなかった為です。

結局、デミサーヴァント実験は失敗に終わり、マシュは無菌室に等しい環境で監視されることになります。

 

ロマニが医師になるまで

一方、時は遡って、ロマニは、自身が人間になる前に視た、絶対的に来るであろう「人類終焉」の未来のために、急いでいました。

ロマニとは・・・

ロマニ・アーキマン。

トップクラスの青年医師で、Dr.ロマンと呼ばれている。

ロマニは、カルデアの召喚英霊第一号の魔術王ソロモンが「人間になりたい」という願いを叶えて、人間として生まれ変わった人。

人間に生まれ変わる直前に、未来の人類終焉の一部を視ている。

このままでは人類に終焉が来ることを知っているロマニは、人間として生まれ変わってからというもの、1秒も無駄にすることはできないと、自分の正体を隠しつつ、人間として学び直すことに没頭していました。

魔術ではなく、知識と技術の勉強のために、ロマニは中国やロシアなど海外へ渡り、工事現場でアルバイトをしながら学びを続けます。

こうしてロマニは、一流の医師となりました。

 

ロマニがカルデアに配属になる

ロマニは、一流の医師になった後、カルデアの初代所長・マリスビリーに会い、「僕を雇ってくれないかな?」と提案します。

マリスビリーとは・・・

マリスビリー・アニムスフィア。

魔術師の名門アニムスフィア家の当主であり、カルデアの初代所長。

もともとはただの天文台だったカルデアを研究施設へ発展させた人。

ロマニがマリスビリーに雇って欲しいと話す理由は、「どこも性に合わないから」だとロマニは言いますが、本当はカルデア内で自分の仕事をするためだったようです。

2005年、カルデアでの仕事始めに、ロマニは「さぁ、ここからだぞ、ロマニ・アーキマン」と自分自身に言い聞かせています。

 

秘密の実験区画とマシュの主治医の誕生

ロマニがカルデアに赴任してから5年経った時、例のマシュのデミサーヴァント実験が行われました。

2010年のマシュの身体へ英霊を移して兵器にするデミサーヴァント実験の後、マシュの容態は悪化しています。

実は、マシュのデミサーヴァント実験は、カルデア内で一部の関係者にしか開示されていない秘密の実験で、ロマニもこの時初めてデミサーヴァント計画を知ることになります。

 

マリスビリーは、今までの実験の中で「マシュが最も完成度が高い素材だった」と言います。

ロマニは、「だが、融合した英雄は我々への協力を拒否し、沈黙。マシュは肉体に負荷を受けただけで、サーヴァントとしての力を発現していない」と、実験が失敗に終わったことを指摘します。

それに対し、マリスビリーは、英雄が人間の身体に内在することには成功したので、これからはより安定した英霊システムの実験ができると言います。

 

さらに、マリスビリーは、レイシフトが成功しても、戦う武器がなければ話にならないと言い、デミサーヴァントは人類の未来を保証する上でなくてはならない武器だと言います。

レイシフトとは・・・

人間の形状を変換して、特定の時代の特定のポイントに転送する、タイムマシンのようなもの。

レイシフトを使うことで、デミサーヴァントを過去の問題点(特異点)に送り、人類社会の存続を脅かす原因となるものを倒すことを、マリスビリー率いるカルデアは目的としている。

 

マリスビリーは、マシュを犠牲にすることを人類社会の存続のためには仕方がないことだと考えており、英霊と融合したことで劣化することなく身体を維持することができ、羨ましいほどだと言います。

しかしロマニはそれに同意していない様子で、「マシュは試験管ベビーで、もともとの寿命が短く、デミサーヴァント実験で負荷を受けたことで、その寿命が縮まった可能性がある」と指摘し、「自分が、彼女の主治医を務めます」と自ら立候補します。

 

マリスビリーは、ロマニの見解を見透かしてか、「マシュの主治医を担当したい理由は同情からか?」と聞きますが、ロマニは真意を語らず、自分以外の医者ではマシュを2年と保たせることができないからだと言います。

 

マシュとロマニの出会い/先輩とは

マシュが無菌室の中のベッドで目を覚ますと、ロマニは自分が主治医になったことを告げ、「自分のことをDr.ロマンと呼んでくれ。」と言います。

マシュはロマニのことを「先輩」と呼びますが、ロマニはカルデアに長くいるマシュの方が先輩だと言います。

マシュにとって先輩とは、知識をくれた存在ですが、ロマニは、「マシュにとっての先輩とは、人間としてごく自然な人=感情を持って人と関わり合う誰か。また、その先に博愛、友好、人を思いやることができる人」だという定義を提案します。

 

これが意味することは、おそらく、ロマニは、マシュを兵器として育てているマリスビリーとは異なる、心ある道を、マシュに提案しているのだと思います。

その理由は、人間の終焉を未然に防ぐのは、心ある人間たちであることを知っているからなのでしょう。

また、心を取り戻すことが、マシュの命をできる限り存続させる方法だからでしょう。

 

この時、マシュは10歳ですが、既に知識に偏っており、人のために行動することは損をすることだと、頭にインプットしています。

しかし、ロマニの「心を持って人の為に行動できる人が先輩だ」という考え方に感心し、新たに先輩の定義を追記したのでした。

 

マシュの身体と寿命

ロマニは、マシュの主治医になるにあたって、いくつかのことをマシュと確認し合います。

まずは、ロマニの身体のこと。

 

ロマニは、マシュは試験管ベビーなので、身体の劣化が激しく、長く生きられて18年が寿命だとマシュに告げますが、ロマニはここでショックを受けます。

なぜなら、マシュは、自分の寿命を理解しており、それに対して、悲しいとか、辛いなどの感情が一切ないからでしょう。

ロマニは、マシュの感情(心)無い状態に「想像以上に厄介だな」と言います。

 

2012年/ロマニの味方

ロマニがマシュの主治医になってから2年後のある日のこと、ロマニとレオナルド/ダ・ヴィンチはオフィスで話をしていました。

レオナルド/ダ・ヴィンチとは・・・

実際に実在したレオナルド/ダ・ヴィンチの英霊とされ、女性の身体に入っている。

カルデアに召喚された第3号の英霊で、カルデアで技術局特別名誉顧問を務めている。

レオナルド/ダ・ヴィンチは、知識に傾倒する世界の在り方をよく思っておらず、「もう少し早い時代に召喚されていたら、こんな愚行を凡人たちに許しはしなかっただろう」と言います。

ロマニと同じ考え方のレオナルド/ダ・ヴィンチですが、ロマニの真っ直ぐさに、「別の意味で馬鹿だな」と言い、「その道はあまりにも・・・」と言いかけます。

 

「その道はあまりにも険しい」ということが言いたかったのでしょう。

なぜなら、知識に傾倒している世界を、マシュを通して心に重心がある世界に変えるのは、大変なことだからです。

それでもロマニが真っ直ぐに立ち向かうのは、彼が、知識に傾倒する世界が人類の終焉を招くことを知っているからでしょう。

 

2014年/マシュの教師・レフ教授

ロマニは、レフ教授に「空を現出する魔術」に心当たりがないかどうか聞きます。

レフ教授とは・・・

レフ・ライノール・フラウロス。

カルデアの顧問を務める、天才的な技術力を持つ魔術師。

近未来観測レンズの「シバ」を開発する為に、カルデアに呼ばれていた。

ロマニのかつての学友。

シバとは・・・

1999年にレフ教授が発明した、近未来を観測する為の専用望遠鏡で、地球観測衛星のようなもの。

また、カルデア内の監視システムとしても機能している。

レフ教授は、ロマニの空を現出させる方法についての質問に、吹雪の外を眺めながら、「不可能ではないが意味がない。このカルデアの空を晴天にするよりも南極に出た方が遥かに安上がりだ」と言います。

カルデアは標高6000メートルにあるため、外はいつも吹雪いているのでした。

ロマニがカルデアの空を晴天にする方法を知りたかった理由は、マシュの唯一の願いが「空を見ること」だったからです(後↓に詳しく説明)。

レフ教授もマシュには特別な目を向けているようで、マシュの為に空を現出させたいと考えているロマニに対して、「興味深い」と言います。

 

レフ教授の知るマシュ

レフ教授がマシュに特別な目を向ける理由は、レフ教授がシバを開発する過程で、マシュの魔術の教師を務めたからのようです。

レフ教授は、マシュについて語りだします。

 

マシュは、後にデミサーヴァント実験の器として、英霊を受け入れやすいように、「心も身体も無垢に、善良に」と育てられたとレフ教授は言います。

ロマニは、「確かにマシュは理論があるから心が揺れることがないが、定期的に行われる検査は、マシュの身体を痛みつける」と言います。

マシュに苦痛を与えることで、恐怖を創り出し、恐怖が憎しみに変わることで、兵器としてのデミサーヴァントの精度を上げることが、カルデアの目的のようです。

 

しかし、マシュはどれほどの苦痛を経験してもなお、恨むこと無く無垢で有り続けており、レフ教授は、マシュは全ての人間の行為を善良と捉え、人の良いところに目を向ける習性があると言います。

そして、そんなマシュの様子を「当たり前のことなんだよ!」と、普段クールなレフ教授にしては珍しく、少し感情的になって言います。

 

さらに、マシュの無垢さを、「無垢と言えば聞こえはいいが、人間の醜さを知らない幼さとも言える」と言い、醜い人間を知らずして人間を良しとしているマシュの姿が心残りだと言います。

 

時は遡って2011年/マリスビリーの自殺

2011年のある日、マリスビリーは所長室に何者か(デイビッドかもしれない?)を呼び出します。

その何者かは、「カルデアスを止めろ」とマリスビリーを拳銃で脅します。

カルデアスとは・・・

カルデアが未来の人類社会を保証するために観測している、疑似地球環境モデル=小さな地球のコピー。

1990年にカルデアで発明され、惑星には魂があるという定義から、その魂を複写することで作り出された小型の疑似天体。

カルデアスは、レフ教授が発明したシバを使うことで観測することができる。

星の状態を過去や未来に設定することができ、様々な時代の現実の地球の様子を正確に再現することができる。

デイビッドとは・・・

デイビッド・ゼム・ヴォイド。

カルデアの天才的な技術部顧問で、控えめな一匹狼といった性格の持ち主。

 

しかし、拳銃で脅されたマリスビリーは、カルデアスを止めることよりも、自殺する道を選びます。

 

2016年/人類滅亡の原因となる特異点Fの発見

2011年に、カルデアの所長であった、マリスビリーが自殺したことで、オルガマリー・アニムスフィアが所長を引き継いでいます。

オルガマリー・アニムスフィアとは・・・

マリスビリーの娘で、父親であるマリスビリーが自殺した後のカルデアを引き継ぐことになった。

カルデアの所長を務めるにはまだ少し未熟な様子が伺える。

「人類史が2016年をもって途絶える」という情報を得たオルガマリー率いるカルデアは、原因を見つけるべく過去の情報を洗い出します。

すると、2004年に空間特異点Fという、2015年までに存在していなかった異物が発見されます。

カルデアは、特異点Fを人類滅亡の原因と仮定し、レイシフト実験を国連に提案し、施行することになります。

 

マシュは、この2004年に送り込まれるというレイシフトのファースト・ミッションのAチームの1人に選ばれます。

 

ロマニとマシュのやり取り/やがて旅立つマシュの人格の土台が形成されるまで

ところかわって、マシュは自分自身のことを振り返り、今まで寿命の長さや、兵器としての精度を上げるために痛みを与えられるという境遇に、疑問を持ったことがなかったと言います。

そして、主治医ロマニに対しては、今まで部屋に入ってきたドクターはいなかったと言います。

ロマニは、他の医師がやっている、ガラス越しにコミュニケーションを取る方法は取らず、直接会うことで気持ちを伝えるというコミュニケーション法を取っているのでした。

 

ロマニはマシュに、思ったこと、感じたことを話すように言います。

これは、知識に傾倒しているマシュの「心」というものを成長させるためですね。

ロマニは、マシュの新しい心の育成(=診察)の始まりに、「こんにちは。はじめまして」と人間らしいあいさつをするのでした。

そんな人間らしい反応を初めて経験したマシュは、少し戸惑います。

 

それからというもの、ロマニはマシュとたくさんの時間を一緒に過ごすことにします。

ロマニは、お菓子を持ち込んだり、マシュに本を読ませてみたり、紙飛行機で遊んでみたり、愚痴をこぼしてみたり、カルデア内で起こった面白い話を聞かせたりし、マシュにとっては全てが新鮮な経験でした。

 

こうして、マシュは段々と外の世界へ興味を持つようになります。

この「外の世界に興味を持つ」ということこそが、マシュの生命力を強めるものであり、寿命をできる限り伸ばし、健康な状態にするきっかけとなるということなのでしょう。

やがて、マシュはロマニの戦略通り身体や脳波の調子が良くなり、ついに無菌室から出られることになります。

 

マシュが望むもの

無菌室を出られることになったマシュに、ロマニはお祝いをさせてもらいたいと言います。

そして、ロマニはマシュに何が欲しいか聞くのですが、英霊を受け入れる器として生み出されたことで、今まで受け身状態だったマシュは、自分から何かを欲するという経験がありませんでした。

マシュは少し考えた後、「外に出て晴れた空が見たい」と言います。

 

以前ロマニに「カルデアの外は普段吹雪いているが、稀に空が晴れて、美しい星が見えることがあるそうだ」という話を聞いたマシュにとって、晴れた空を見ることは、マシュが思いつくたった1つの欲しいものだったのです。

 

フォウと仲良くなるマシュ

マシュの心がロマニによって育成された頃から、フォウがマシュに寄り付くようになります。

フォウとは・・・

カルデアに住み着いている小動物で、マシュの肩によく乗っている。

猫のような、犬のような、リスのような、ウサギのような小動物で、人の言葉が理解できる。

マシュは「フォウさん」と呼んでいる。

 

マシュとその他の人とのやり取り/やがて旅立つマシュの価値観がさらに形成されるまで

マシュは、その後、たくさんの人物と出会い、彼らの考え方や価値観を知ることになります。

マシュの価値観形成に影響した登場人物と価値観はこちら↓

レフ教授

【価値観】「我ら王は、人間を憐れみ、死から救うと言うが、人間にはそれだけの価値があるのか分からない」

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト

【価値観】「何を好きになって、何を嫌いになり、何を尊いと思い、何を邪悪と思うかは、それぞれの己次第だ。多くを見て知ることで、人生が充実していく。君が世界を創るのではない。世界が君を創るのだ。」

 

ブーディガ

【価値観】「皇帝が変わり、国が変わり、名が変わろうと、永遠の帝国はあり続ける。それが人の繁栄というもの。」

 

フランシス・ドレイク

【価値観】「悪人が善行をなし、善人が悪行をなすこともある。それが私達人間だ。だから望みは誰にでもある。」

 

フローレンス・ナイチンゲール

「夢と願いは違うもの。限りなく現実をにらみ、数字を理解し、徹底的に戦ってこそ願ったものへの道は拓かれる。あなたはあなたの為にこれからの人生を生きなさい」

 

玄奘三蔵

【価値観】「私の行動に理屈はないの。やりたいことをやる。ううん。やるべきだと感じたことを胸を張って信じてるだけ。あなたも同じよ。きっと。」

 

マシュは、人々の価値観に触れていくことで、自分自身の価値観と人格を形成していきます。

 

FGO 0話の結末/マシュの最初の願いが叶った時

マシュが人生初めて願ったのは「空を見ること」でしたが、マシュが多くの人々の価値観や、人の温度に触れて、きれいな星空を見るという願いが叶った頃、マシュは自身の価値観について気が付きます。

最初に「空を見たい」と願った時は、ただ吹雪の外を窓から眺めているだけの願いでしたが、今は、旅をする中で自分が感じた願いを、世界に返していく番だと、マシュは言います。

ロマニの対応を始め、その後の人々との出会いによって、マシュは自分の心で感じたことを行動に移していくということができるようになったということですね。

この時マシュは16歳です。

 

こうしてマシュは、Aチームの一員として、特異点Fへのレイシフト実験に参加することをきっかけに、世界のためになる旅を始めた訳ですが、このレイシフト実験の際に、爆発に巻き込まれたマシュは、燃え盛る炎の中で、主人公の青年・藤丸立香に「手を握ってもらってもいいですか?」と言い、重度の負傷を負っています。

そんなマシュの様子をモニターで見ていたロマニは、ポカンとして映像に見入っています。

 

いったい、ロマニは何を思っているのでしょうか?

そして、第1特異点で負傷したマシュは、第7特異点のFGOバビロニアで、どのように登場し、人生を切り開いていくのでしょうか?

楽しみですね。

 

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まとめ

FGOバビロニアの0話には、マシュの誕生秘話や境遇、本当の自分自身に気がつくまでのマシュの約6年間が凝縮されているのでした。

知識に傾いた、世界を滅ぼす可能性すらあった状態から、人間として生きる上で大切な心に従うという本来の生き方を、マシュが取り戻すきっかけとなったロマニはやはり一流の医師ですね。

 

FGOの面白いところは、登場人物がそれぞれ異なる価値観を持ちながら、皆が1つの世界を形成していっていることがよく見えるところです。

実に興味深いですね。

本編も期待できそうです。

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