いろんなものを深く見る

台風家族の原作や元ネタはある?脚本や小説が出来上がるまでの経緯も

 
この記事を書いている人 - WRITER -

映画「台風家族」が公開になりますが、大変期待されており、既に映画を見た方からも称賛の声が上がっています。

今回は、台風家族の原作や元ネタ、脚本や小説が出来上がるまでの経緯について深堀りしてみました。

台風家族の原作や元ネタ

「台風家族」という映画は、市井昌秀監督によって脚本化・制作された映画です。

実は原作はありませんが、映画にするための脚本が作成された後には小説化しています。

映画「台風家族」の元ネタとなっているのは、脚本を手掛けた市井監督の「両親への思い」なんだそうです。

「台風家族」の脚本が出来上がるまでの経緯を、さらに詳しく深堀りしていきましょう。

 

台風家族の元ネタ・脚本や小説が出来上がるまでの経緯

「台風家族」という物語を制作しようと市井監督が思った事の発端は、「両親への罪悪感」だったと市井監督は語っていました。

市井監督と言えば富山県出身ですが、両親が住む地元を離れ、東京で暮らし始めてから長くなり、ふと「両親のことを考えていないこと」に気がついたそうです。

「台風家族」の脚本ができるまでのお話がすごく素敵なので、市井監督の人生と共にご紹介したいと思います。

  1. 地元・富山にて
  2. 関西へ出てお笑いを学ぶ
  3. 東京へ出て映画を学ぶ
  4. 台風家族の元ネタとなる脚本制作
  5. 小説化

地元・富山にて

市井監督は、富山県出身で、ご両親はプラスティック工場を営んでいらっしゃいます。

市井監督は、富山県立富山中部高等学校を卒業するまで富山にいました。

関西へ出てお笑いを学ぶ

高校を卒業すると、関西学院大学へ入学し、在学中にお笑い芸人を目指して活動を始めます。

市井監督は、漫才グループ「髭男爵」の元メンバーでもあり、物語性のあるコントを書いていたそうです。

東京へ出て映画を学ぶ

大学を卒業した後は、お笑いを続けて東京NSC(吉本総合芸能学院)に入学するものの、中退しています。

中退の理由は公言していませんが、「コントをやっているときに、喜怒哀楽という人間の様々な感情が存在する中で、観客に笑ってもらうだけでは物足りなくなってきた」と感じるようになったと市井監督は発言しており、お笑いとは異なる表現の場に興味を持ち始めたからであったのかもしれません。

 

その後、劇団東京乾電池の研究生を経て、映画学校のENBUゼミナールに入学し、そこで映画製作を学ぶようになります。

映画の道へ進むようになったきっかけは、自分が役者として出演したいという動機があって脚本を書き出したのだとか。

 

結果として市井監督は映画に出演はしていないものの、「物語を作るということの面白さ」に目覚め、「どこかで自分を分かってほしい、何かを伝えたいという気持ちが、映画という手段であれば、すごく叶うんだと実感した」と語っています。

 

ゼミナールを卒業した市井監督は、「隼(2005年)」という映画で

  • 第28回ぴあフィルムフェスティバル(2006年)準グランプリ&技術賞
  • 香港アジア映画祭(2007年)コンペティション部門「New Talent Award」グランプリ

という賞を受賞し、その後の「無防備(2007年)」という映画で

  • 第30回ぴあフィルムフェスティバル(2008年)グランプリ&技術賞&Gyao賞
  • 第13回釜山国際映画祭(2008年)新人監督作品コンペティション部門最高賞(ニュー・カレンツ・アワード)
  • 第59回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門正式出品

を受賞したことで、注目を集めるようになりました。

 

その後も「箱入り息子の恋(2013年)」という映画で、第54回日本映画監督協会新人賞を受賞しています。

 

台風家族の元ネタとなる脚本制作

こうして、地元・両親の元を離れ、自身の成功の道を歩んできた市井監督でしたが、同時に「両親のことを考えていない罪悪感」に襲われたと言います。

映画「台風家族」の元ネタ・脚本の構想には12年かかったそうです。

12年と言うと、ちょうど市井監督が映画界に入りだした辺りですね。

 

これを考えると、「台風家族」という作品は、市井監督の両親に対する思いの集大成と言えるかもしれません。

映画の内容的にも、ハチャメチャでブラックユーモアもある笑える要素がある反面、心にジーンと響いてしっくりくるシーンもしっかりあります。

東京で忙しくしている市井監督の思いが、両親へしっかりと届くと良いですね。

 

小説化

市井監督は、女優の今野早苗さんと結婚をしていますが、早苗さんは「彼(市井監督)が表現したい世界を文章にできるのは私しかいない」と感じ、2人で小説化の執筆をしたそうです。

映画はもちろん、小説も味がある仕上がりとなっていることでしょう。

 

まとめ

映画「台風家族」は、原作はありませんが、元ネタとなる市井監督の両親への思いがありました。

映画の小説化も、妻・早苗さんの「夫の思いをそのままに」という思いが込められているのでした。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Copyright© 見る見るブログ , 2019 All Rights Reserved.