【サイコパス3】汚染水の設定はあった?理由と状況を考察

「サイコパス3」の第1話では、輸送機が墜落しますが、灼が捜査をする際、汚染水に入っていくことを危険視されるシーンがありました。

サイコパスに汚染水の設定があったかどうか気になったので、今回は汚染水について深堀りしてみました。

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サイコパス3に登場する汚染水

サイコパス3期の第1話では、輸送機=輸送ドローンが墜落しました。

輸送機が落とされた理由は、乗客の1人だったリックを殺害する目的だったようです。

 

新任監視官として配属された慎導灼は、輸送機の墜落事故を調べる為に、水地に墜落した輸送機に乗り込みます。

その際、「これ、落ちたら死ぬんですよね?」と如月真緒執行官に確認しており、如月は「汚染水ですから」と答えています。

 

さらに、灼が水の中に入っていった時も引き止められていました。

灼は、メンタルトレースをして、輸送機から行方不明とされていたリックに何が起こったのかを追跡していました。

その結果、リックは輸送機の扉が開いた際、積荷とともに落下していたことが分かります。

 

リックが水地に落下していることに気がついた灼は、慌てて水に入っていき、「助けなきゃ!」と焦っていました。

そんな水地に入っていく灼を、如月真緒執行官は「死ぬ気ですか?」と灼のジャケットを引っ張って止めています。

灼とは別行動を取っていたイグナトフ監視官も、後に灼に「入水(水に入って自殺すること)寸前だったと聞いたぞ」と灼を心配し、注意しています。

 

これらのシーンから、輸送機が墜落した水地は、命を落とす危険性のある汚染水であることが分かります。

 

サイコパス1期にも汚染水は登場していた!

1期の第10話では、友人から不審なメールが届いた常守朱が、非番の狡噛慎也を連れて地下施設へ向かうシーンがあります。

明らかに罠である様子を確認し、常守朱は車で待機、狡噛慎也は1人で地下へ潜り込みます。

すると、電波ジャックが起こり、常守朱の声で「破棄された地下鉄路線です。車両を捜索してください」と指示された狡噛慎也は、車両によじ登るのですが、その車両は暴走し、地下は水没することになりました。

 

駆けつけた征陸智己は、「匂いからして、間違いなく廃液混じりの汚染水だ。生身で浴びたら無事じゃすまんぞ」と言っています。

この汚染水の出どころは不明ですが、このように、サイコパス1期にも、汚染水が登場していました。

 

サイコパス2期にも汚染水は登場していた!

実は、サイコパス2期でも、汚染水は登場していました。

10話あたりで、カムイが最後の決着を着けようと、自ら行動を起こし始めるシーンでは、カムイは地下鉄に乗り込み、500人ほどの人質を取ります。

その後、列車が待機中の地下エリアで、排水施設を破壊し、隣接エリアの汚染水を使うことで、列車の孤立を実現しています。

 

こちらの汚染水も、かなり質の悪い汚染水のようで、汚染水に取り囲まれた列車から人質が脱出するのは不可能だと、分析官の唐之杜志恩は言っていました。

 

サイコパス3期では、地上の水が汚染水であったのに対し、サイコパス1,2期の汚染水は、破損した排水施設や工場の廃液が流れた可能性も否定できず、どちらも同じ汚染水であるかどうかは定かではありませんが、どちらもかなり危険な汚染水のようなので、やはり何かしらの共通点はあると言えるでしょう。

 

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サイコパスに登場する汚染水を考察

サイコパスに登場する汚染水は、もしかすると、福島原発事故による放射能汚染水が描写されたものである可能性があります。

イグナトフの声を担当している中村悠一さんは、サイコパス3期の0話で、サイコパスは、「現代の社会が抱える問題なんかも含まれている」と言っていました。

 

現代の社会で汚染水で話題になっているものとしては、福島原発事故による汚染水ではないでしょうか。

こうして、現実問題となっている汚染水を物語に取り入れることで、「サイコパス」は私達に考えるべき課題を突きつけているのだと思います。

 

2011年の3月11日に起こった福島原発事故の汚染水は、現在汚染水タンクに集められています。

しかし、このタンクは2022年には一杯になり、海に放流して希釈するほか選択肢はないと原田環境相は言っていました。

汚染水の発生量は年々減少傾向にあると言われていますが、実態はどうなのでしょうか。

 

いずれにしても、日本に危険な汚染水があること、また、汚染水がある環境が私達の生活に影響していることは、間違いないでしょう。

 

また、サイコパスは、近未来の物語ですが、同じくサイコパス3期0話では、司会役を務めた吉田尚記さんが、「未来がこうなるかも知れない」という視点で見て頂きたいということをおっしゃっていました。

サイコパスの公式資料によると、舞台設定として、地球温暖化によって水位が上昇し、東京は新橋辺りが水没しているようです。

サイコパス3期第1話で、輸送機が墜落した水地は、おそらくこの水没した東京辺りの閉鎖区画であると思われます。

 

新東京国際空港付近で、水に入るだけで命の危険性がある汚染水。

やはり、福島原発事故の放射性物質の汚染水が描写されている可能性が高いでしょう。

 

まとめ

サイコパスには、1期、2期、3期に汚染水が登場しており、この3つが同じ質の汚染水かどうかは定かではないですが、接点がある可能性が高いです。

そして、サイコパスの設定として、「現代社会や近未来に抱える問題」の描写がされているということがあるので、サイコパスに登場する汚染水は、今現実で起きている放射性物質を含む汚染水なのかもしれません。

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